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12.19~20ライブ報告

何やらバタバタしてすっかり更新遅れてました。
やはり、師走だからですかねぇ・・・・・
スケジュールを発表したあとにライブ報告になってしまいました。

19日は浜松からMojo(石垣義人)、千葉(埼玉と書いていましたが千葉在住でした)
からはタミー(玉代勢妙子)....タマヨセタエコと読みます。
二カ所から友人がライブのためにやって来てくれました。

Mojo、石垣島出身のシンガーソングライター。
浜松にいた頃に知り合い、数回彼のライブのバックに入らせてもらっていました。
様々なパターンでのオリジナルを持ち、
一時期はかなりの回数のライブをこなしていました。
ただ、彼のオリジナルには毒のある歌が多く
その歌詞に眉をひそめる人たちもいました。

僕には彼独特の社会観、人生観に共感するものがあり
彼とのライブはいつも楽しいものでした。
今回は前半を彼一人での弾き語り、後半に僕が加わる形で行いました。
弾き語りでは彼の人生観がよく表れた曲が多く、
イスラエル在住の経験から生まれた「エルサレム」など
独特の雰囲気を持つ曲も含まれています。

後半から僕も加わりブルーズハープ、ギターをやらせてもらいました。
毒の入った歌はこの後半に集中。
お客さんの中には眉をひそめる人もいたかも知れませんが
その毒の意味を理解しようとすれば
彼が単に奇をてらったりしているわけではないことが分かると思います。

いしがきミュージックフェスで「おまんこ」を連発していた
某ロックバンドよりずっと中身が入った歌だと思っています。

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休憩を入れて二部はタミー。
見た目からしてはっきりと分かるハーフの顔立ちのタミーですが英語はまったくダメ。
沖縄出身で彼女も独特の雰囲気を持っています。
浜松のさる居酒屋でその店の主人に紹介されたことから
彼女との付き合いが始まりました。
当時、知り合い関係でバンドをやることになっていて
そのバックコーラスに彼女を入れようと思っていたのですが
彼女の声の強さはそのバンドではコーラスに使えませんでした。

結局、彼女と話し合い僕がバックでギターを弾き二人でのスタート。
数回しか、彼女とのライブはありませんでしたが
どのライブでも彼女の歌は多くの人を魅了していました。
今回は北島貞紀&Smile Catsのベーシストである村井秀児さんを
ゲストプレイヤーとして迎えてのライブでした。
ギターで僕も参加しましたが正直言って僕の出来はかなりひどいものでした。
相当な場面で村井さんに助けられてのライブでした。

しかし、タミーの歌は店を埋めたお客さんを完全に魅了していました。
ポピュラーな「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」「テネシーワルツ」などはもちろん
沖縄ミュージックとも言える「童神」(わらびかみ)「花」「涙そうそう」や
奄美の島唄的な「わだつみの木」(元ちとせ)などは彼女の声量や
生まれ持ったものと思われる独特の雰囲気を存分に披露出来た歌でしょう。

大きな拍手でライブは終了。
雪で足下が悪い中、本当にたくさんのお客さんに来ていただけたことと
名前も知られていない二人のライブにそれだけのお客さんが来てくれたことで
最後の挨拶では僕は不覚にも涙ぐんでしまうほどでした。
でも、本当に嬉しかったんです。
この店をやってよかった。
そんな気持ちを持てた時間でした。

彼らも盛岡を気に入っていて
おそらく、このあともライブをやりに来てくれることでしょう。
ライブに来てくれたお客さんたち、忙しい時間を割いてライブをやってくれた
二人の友人、そして本当にギリギリの時間を都合して参加してくれた村井さん、
すべての人たちに感謝です。

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さて、翌日の20日はハウスバンド Hot club of MORIOKAのライブでした。
この日も雪。さらに日曜日とあってお客さんの集まりは決してよくありませんでした。
しかし、初めて彼らの演奏を聴くお客さんがなんと4人。
開店当初の頃を除けばかなり多い人数なのです。
前回は湿気が多くてギターの音も湿りがちでしたが
雪にも関わらず、この日はかなりいい感じの音でした。

クリスマスシーズンということで
彼らも鉄板の「マイナー・スウィング」の頭でクリスマスソングを入れるなど
クリスマスバージョンでの演奏と余裕も感じられました。
この日が店では最後の演奏でしたがそれにふさわしい演奏が出来ていた気がします。
何より、初めて来たお客さんからおひねり?をいただく光栄まであり
彼らの演奏の確かさが証明されて来ている感があります。

まだまだ、レパートリーも少なく
ワンバンドで会場を埋められる実力は持ち合わせていませんが
何年も経たないうちに彼らはきっとそこまで上り詰めることになると思います。
このところ、結構あちこちのライブに出ることも多くなり
彼らの存在も知られつつあるでしょう。
『盛岡にはマヌーシュが似合う』
そんな思いを持ってこちらへ来ましたが
だんだんと現実味を帯びて来ている気がします。
もっともっと、多くの人々に彼らの演奏を聴いてもらいたいですね。

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by ma.blues | 2009-12-23 05:26 | ライブ報告  

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