2月最後のライブ 過去最高の出来では?

昨夜(27日)はハウスバンドの2月ライブでした。
春が間近に思えるほど暖かい陽気が続いていた数日間でしたが
昨夜も冷え込むことなく気分も楽な夜でした。

二日前にテレビ収録のため、かなり弾いていたせいか
あるいは暖かくなった陽気のせいか、
昨夜のハウスバンドの出来は過去最高の出来と思えるプレイでした。
特にソロを取るリーダー寺田くんのギターは冴えていました。
曲ごとのメリハリもはっきりとしていましたし
いつもなら音が小さくなりがちなフレーズの部分もきちんと出ていました。
個人的には昨夜の「ヌアージュ」は今までで一番よかったと思えます。

ジャンゴ・ラインハルトが戦死した兵士たちの鎮魂歌として
作ったと言われるこの「ヌアージュ(雲)」(1942年録音)
フランスのジプシー(ロマ)たちがこよなく愛するこの曲は
イントロをハーモニクスで弾き始める難曲です。
ジャンゴ自身の曲は何とも言えない重苦しさを持つフレーズと
大空に広がって行くようなフレーズでいっぱいです。

この曲の雰囲気を自分のものにして弾けるギタリストはさほどいません。
むろん、今ではナチスと闘っていたフランスを思い出せる年代のギタリストは
フランス国内でも少なくなっていますし、たとえ迫害を続けられているジプシーたちであっても
その重苦しいほどの絶望感から大空へ飛び立つような空気感を弾きこなせるギタリストは少ないでしょう。

昨夜の寺田くんのギターはその空気感を感じさせるものでした。
滅多にハウスバンドを褒めないのですが昨夜だけはちょっと感心しました(笑)
プロでも毎回、気持ちのノリや指の動きは違いますからいつも同じように弾けるとは限りません。
ましてや、他の仕事を持ちながらこうした難曲に挑むことは相当な努力を必要とします。
その努力の成果を上手く表現出来ない場合も多いのです。

むろん、彼らを擁護するわけではありません。
彼らにはもっともっと成長して行って欲しいと思っていますから。
でも、時折こうして感心出来る演奏を聴かせてもらえると嬉しく思います。
しかし、昨夜はお客さんが少なく残念なことをしました。
昨夜の演奏を聴けたお客さんは本当にラッキーだったと思いますよ。

今回はバンドメンバーの紹介も入れておきます。

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左上:リーダーでソロ担当の寺田誠
左下:ベース担当 大塚裕之
右上:ギター 斉藤純
右下:ギター 山崎繁之
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by ma.blues | 2010-02-28 21:00 | ライブ報告 | Comments(0)  

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