恐ろしいほどのばかばかしさと愚かさと・・・・・桜山史跡保存計画1

僕はかなりあきれています。
何が?って
盛岡市のやり口にです。
クソ面白くもない三文芝居を観せられている気もするし、詐欺師(それもヘタクソな)の手口を観せられている気もする。

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、9月29日の市議会全員協議会へ都市整備部から提出された書類があります。
その書類に書かれていることは「史跡保存」のために、ここ桜山飲食街の一部を取り壊し、かつてあった城の土塁を作りその内側の桜山神社斜め前にこれもかつてあったという勘定所を建設するという計画です。
現在の飲食街をコの字に囲む形で土塁は作るのだそうです。
つまり、その部分に当たる建物は撤去ということになります。
ここクロスロードもその中に含まれています。

(土塁とは:土塁は、郭(くるわ,平坦部のこと)の周囲に作られることが多い。数箇所に開口部を作り、そこに門を構えて虎口(こぐち)という出入り口を作る。郭の角部などでは土塁の幅を広くすることがあり、そこは櫓台(やぐらだい)と呼ばれている。一部または全部の郭に土塁のない城も多い。
土塁の上部には柵列を作ることもあったようだが、発掘してもピット(柱穴)が検出されることは少ない。場合によっては、上部に土塀が築かれたかもしれない。
主郭(しゅかく)と第二郭など、上位と下位の二つの郭の境界に堀がある場合、上位の郭の堀側には土塁があり、下位の郭の堀脇には土塁がないことがある。逆に、堀脇の土塁のあるなしで、郭の上下関係が分かることがある。
斜面に縦に作られた土塁を、竪土塁(たてどるい)と呼ぶ。   Wikipediaより)

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大方の予想は、たとえ、その計画が実行されるとしても費用も莫大にかかるし1年や2年で作る話ではなく10年以上かかる、というものですが、問題はそんなことではありません。
やがては撤去されるということになれば、その地域への入居者は減るでしょうし家主も手放すことを前提に考え始めるでしょう。
そうなれば、おのずとこの飲食街の活気も落ち込んで行きます。
何より、最近始めたお店(この店も含めて)はモチベーションも落ちてしまいがちです。
そして、桜山のニューパワーの若者たちにとっては何十年先であろうと自分たちが経営しているうちに退去させられることになるのです。

さらに、対象が飲食街の周りのコの字だとしても、土塁で囲まれた内側の地域がそのまま残される筈もありません。
車の出入りもままならない状態になることは必至で商売が成り立つかどうかさえも危ぶまれます。
つまり、この計画は桜山飲食街すべてを破壊するための足がかりに過ぎないのです。
周りの建物は撤去するが内側の建物については補修、改善などの相談に乗るような飴をちらつかせていますが、先に書いたようにそれが「絵に描いた餅」に過ぎないことは明白です。

冒頭に書いた「かなりあきれています」はこうした見え見えのやり口に対してなのです。
怒りを通り越してあきれてしまっている自分がいます。

実は、この書類の提出に先駆け市は7月に「市民アンケート調査」なるものをしている事実が本日、分かりました。
質問は恣意的に選択肢を与え答えさせるものです。
もちろん、彼らにとって有利な回答を得るためですが、それにしても稚拙な選択肢で意図が見え見えなのです。
にもかかわらず、質問によっては必ずしも彼らの望む結果が出ていないものもあります。

全体として、彼らの思い通りの結果ではなかったために今まで発表しなかったのか、今回の書類提出を待って発表する予定だったのか定かではありませんが、いずれにしても姑息としか言いようがありません。

ここ桜山は古くから続いているお店に加えて、若者たちがそれぞれの個性を生かした店を出すことで全体が活性化しここにしかない独特な雰囲気を創り出しています。
希望を持って桜山に店を開いた若者たちがこの先も安心して営業を続けられる環境作りこそが、街を活性化させる原動力となるのではないでしょうか。

桜山を「古くて汚い」と表現する人もいます。
僕はもちろんそんな風に思いませんが、よしんば、そうであってもその「古くて汚い場所」を消し去るのではなくそれを生かした方策を作ることが本当の意味で「歴史とともに生きる街」を創造することではないでしょうか。

城跡に歴史があるようにここ桜山の飲食街にも歴史はあるんです。
その歴史ととともに生活し商売をしている多く人間がいるのです。
それを無視して「史跡保存」の名目で市の財政を圧迫する莫大な資金を投入することが、どうして「街づくり」と呼べるのでしょう!

僕はこの盛岡が好きで移り住んで来た人間です。
好きと言えるもっとも大きな理由は「新旧が混在することで作られている歴史ある街」なのです。
一面的な歴史観で街を作るならば、その街は新たに作られた偽の歴史によって崩壊して行くでしょう。
そんなことにならないことを願っていますし、決してしてはなりません。

とても感動的な鮭の遡上のブログを書いたあとにこのような文章を載せざるを得なくなったことは本当に残念です。

13日には桜山神社で15時から住民要請の説明会兼討論会が行われます。
また、19日には市役所において15時からと19時から市側の説明会が行われます。
是非、多くの方がこの問題に注目していただいてこれらの会に参加してもらえることを望みます。
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by ma.blues | 2010-10-08 21:35 | 桜山問題 | Comments(4)  

Commented by micann-ya at 2010-10-08 23:51 x
創造力も想像力も、新旧に限らずさまざまな「混在」からうまれる、と思っています。創造力と想像力がつくるのは硬直し形骸化した歴史ではなく、有機的な歴史として続いていく「未来」です。未来への可能性をつぶさないことは、「現役」の責任でもありましょう。このところナマケモノだったわたしに、久々にエンジンがかかりました。ちょっと、ぐあんばってみよう。
Commented by ma.blues at 2010-10-09 02:53
その通りですね。
自分の店も対象になっているのでそのことへの怒りも感じますが、それ以上に未来の可能性を消し去ってしまうことに憤りを感じています。
利権を得る一部の人間のせいで「歴史ある街」をにせものにしてしまうことにも憤りを感じています。
こんなことを許してはいけないでしょう。
お身体に気を付けて頑張って下さい。
店主
Commented by at 2010-10-10 01:42 x
現在残っているお城や公園部分の整備をすっとばして、どうして「まず桜山」なんですかね。

他所でも書きましたが、
神社仏閣に接して歓楽街が広がる風景も
(浅草や祇園・熊野を引き合いに出すまでもなく)
立派な「歴史的景観」ですよ。
Commented by ma.blues at 2010-10-10 18:40
コメント有り難うございます。
おっしゃる通り、今の盛岡においては桜山こそが「歴史とともに」生きている街だと思います。
そして、とても安全な場所であることは非常に重要だと思います。それはここの住民が作り上げて来たのであり、ここを利用する人たちによって作り上げられたものだと思います。
ここをこんな形でなくしてしまうのは末代までの恥さらしですよね。
店主

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