迷走する盛岡市・・・・・・・・桜山史跡保存計画6
このかんの地元の反発に慌てふためいた盛岡市が市、桜山神社、一般地権者、地元商店主らで新たな協議会を設置し史跡保存計画についての議論を進めるというものだ。
また、同時にこの計画の年度末決定についても「こだわらない」との発言も。
いずれも、日報によれば谷藤市長の言として報道されている。
「専門家とは別に地元関係者とじっくり話し合える場を作りたい。計画を強引に進める考えはなく、時間をかけて議論をする」
としているが、初めからそうした意識もなく計画を発表して来た盛岡市である。
明らかに地元の反対意見の強さを無視出来なくて、付け焼き刃の措置に出たことは明白である。
この計画については「史跡保存管理計画策定委員会」がすでに設置されているが、これとは別建てで新たな協議会を立ち上げるということだ。
この策定委員会はすでに3回行われており、本日(11月2日)に第4回が行われた。
しかし、この計画は策定委員会の中で決定されたものでなく、市役所内で作られたものだ。
今回、協議会なるものを設置するのであれば、この策定委員会はいったい何のための組織なのだろうか?
もとより、地元住民が一人も参加していない策定委員会などその存在価値を認め得ないが、市自体がさらに新たな協議会を設置するのであればますますその存在意味が無くなって来る。
こうした無駄金を使いつつ、さらに無駄金を使う計画を提出して来た市だが、地元の主張はあくまでも今回の計画の白紙撤回が前提であり、あらかじめ計画ありきの状態でさらに協議会を設置することなど、絶対に容認しない。
しかも、市はこの協議会についても性急に設置しようとしている。
つまりは、あくまでも市主導で現計画を変えずに進めて行く決意がありありとうかがえる。
何度も言うが、地元の願いは現計画の白紙撤回である。
まず、それが行われなければ地元が話し合いに応じることはない。
そして、話し合うにしても現状を維持する方向(建物の保全なども含め)でなければ同じテーブルにはつかない。
いずれにしても、とんでもないで現計画を作成させた人間、作成した人間は徹底した反省の下に現計画を白紙撤回し放棄すべきである。
迷走を続ける盛岡市のあやふやな行政に対して多くの市民がNO!を唱えることは容易に想像出来る。
彼らが真剣に「まちづくり」を考えるのであれば、現実に生活している住民を無視し追い出しをかけるような計画案を撤回することしかない。
by ma.blues | 2010-11-03 15:11 | 桜山問題