素晴らしい演奏でした・・・・・・「ショーロ」千葉幸成

さてさて、世の中はお盆ですね。
昨日は家から店までの道路が車で大渋滞。
歩いて来たのですが十分ほど前に家の近くの停留所を出たはずのバスを途中で抜きました。
寺町を抜けて店に行くのですが、お寺さんの周りは車だらけ・・・・・・
照りつける太陽と地面を這うように漂う排気ガスやら車の熱気やらで頭がぼんやりなってくるほど。
店に着けば・・・・・・店の中はもっと暑いのでした(がっくり)

で、夕べは千葉幸成くんのライブでした。
ブラジル音楽の原型と言われる「ショーロ」の演奏です。
彼と知り合って、もう2年近くなるんでしょうかね。
最初の頃は店で時たまギターを弾く程度でした。
でも、ガットギターを弾いている彼にはスチール弦のギターは弾きにくいようであまり弾かなかったんです。

でも、ある時「ショーロ」の話をし始めましてとても熱心に語っていました。
その後、僕はこっそりYoutubeで調べたりしていましたが、とんでもないテクニックを必要とする音楽だということが分かりました。
彼が「世界で一番早くギターを弾けるのはおそらくブラジル人」と言っていた意味が分かった気がしました。

それから、たまに自分のギターを持って店に来るようになり、その「ショーロ」を弾いてくれたのです。
目の前で観ていると正直どんな風に指が動いているのか分からない演奏でした。
自分でもギターは弾きますが、とても真似出来るような代物でないことはよく分かりました。
そして、オラン(アコーディオン弾き語り)のライブの際に前座という形で何曲かやってもらうことになりました。
かなり緊張したらしいですが、とにかく「ショーロ」を売り出す第一歩になったわけです。

今回はかなり慣れた感じでひどい緊張感は見て取れませんでした。
演奏も以前に比べたら格段にまた進歩していて安心感のあるものでした。
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真面目な性格そのものの演奏ですが少しずつ華が見えてくるようになっています。
一年の間に相当な練習を積んだと思われ、レパートリーも今回持ってきたリストだけで20曲ほどありました。

今回は彼の友人であるグァテマラ帰りの「カバちゃん」夫妻(お名前を聞きそびれてしまいました)が来ており、彼の演奏途中に彼女がパーカッションで参加。
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パーカッションが入ると雰囲気がかなり変わりますね。

千葉くんは一気に二時間の演奏をこなしました。
本人は分かっていなかったようで、相当疲れた様子でした。
休憩を挟んでカバちゃん夫妻とのセッション。
スピード感のある曲が多いのでギターはちょっときつそうでしたね。
お二人は楽しそうでしたが(笑)
(なお、「カバちゃん」とは彼が演奏している楽器カバキーニョにちなんで呼んだものです)
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あれやこれやで結局4時間近いライブとなりました。

「ショーロ」という音楽を知る人は少ないかもしれませんが、実は意外と聴いていたりします。
BGMで流れていたりするんです。
ですから、千葉くんの演奏を聴くとおそらく聴き覚えのある曲が多いと思いますよ。
素晴らしい音楽ですが、演奏する人も少なくなかなか生を聴く機会はありません。
盛岡という土地は不思議なところでこんなコアな音楽を真面目にやっている人がいるんです。
ジプシースウィング(マヌーシュスウィング)も「ショーロ」に負けず劣らずコアな音楽ですが、これも真面目にやっている連中がいるんです。

こんな素敵な街は他に見当たらないと思っています。
自然に囲まれた土地で素晴らしい音楽を奏でる人たちと一緒にいられることは無上の喜びです。
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by ma.blues | 2011-08-14 23:12 | ライブ報告 | Comments(0)  

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