セッション的に楽しんだJazz Vocal Night・・・ケニー菅沼ライブ

昨夜はケニー菅沼くんがバックにベース、ドラムを従えてのライブでした。
普段はギター弾き語りでジャズボーカルをやっているケニーですが、バックを付けることでボーカルに集中出来ると考えてのことです。
実際、ボーカルに力が入った演奏になりましたが、時折ノリ過ぎて暴走する場面も(笑)
でも、それもケニーの「味」というものだと思います。

いつも思うのですが、確かにきちんときれいに正確に歌ってくれれば「ああ、うまいなぁ」とは思います。
しかし、ただきれいに正確にだけでは正直つまらなく感じるんです。
楽器演奏でも同様で譜面通りきちんと弾いたり吹けたりするのは、それはそれで素晴らしいことなのですがそこに何かがないとやはりつまらなく感じてしまう。

多少崩れても、音を外してもその人の気持ちが入った歌、演奏でなければ人の心を打つことはないと思っています。
「アマチュアだから、そこまで言わなくても・・・」と言われることもありますが、これはプロアマ問わず同じことだと思います。
プロについてはより厳しい判断が出てくるだけで価値判断の基準は同じなのです。

まぁ、そんな風に思っているとケニーのライブは「楽しい」わけです。
歌を何とか聴く人の心に届かせようとしているのがよく分かります。
そして、何より彼自身が楽しんで歌っています。
それが彼のいいところだと思いますね。
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バックに入ったベースのポール松岡さん、彼の正確でタイトな演奏はバックを引き締めていました。
歌ものの場合、二種類の方法論があると思います。
一つはバックが正確に原曲通りに付けてボーカルがそこに乗る場合。
もう一つはボーカルは自由に歌ってバックがそれに合わせる場合。

ケニーの場合は後者のパターンで、バックはおそらく大変だと思います(笑)
時に縦横無尽にアドリブで歌ったりしていますから、それをサポートしていくのはけっこう大変ですね。
しかし、松岡さんとドラムのジャック佐藤さんはうまくケニーをバックアップしていました。
おそらく、何回も練習はしていないと思いますので当日もセッション的な部分が多かったでしょう。
でも、だからこそやれる、やれてしまうこともあるんです。
音楽をそんな風に楽しめるのはとてもいいことだと思っています。
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昨夜は熊谷絵美さんがゲスト参加してくれました。
とても素直な歌い方で嫌味のない声質はボーカルに大変向いていると思いました。
ジャズボーカルが基本のようですが、たぶん何でも歌えるでしょうね。
崩し方も自然で無理なく聴けるタイプでいい感じです。

前後半二部に分けてのライブでしたが、どちらでも彼女が数曲加わるといったパターンでした。
デュエット風にやったりもしましたが、これはイマイチ不発(笑)
まあ、打ち合わせもなくその場でやるのは無理がありますから、これはご愛嬌ということで。
ケニーがナットキングコールやサッチモの真似もしていましたが、これもまぁ、ウ〜ン・・・・・・(笑)
でも、そうしたことを織り交ぜることでライブ自体を楽しいものに作り上げていこうという意識は十分に感じましたし、実際楽しいライブになりました。
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これは客として居合わせた千葉幸成くんがギターを弾き熊谷絵美さんがボーカルをとって「イパネマの娘」を演奏しているところです。
千葉くんにとってはお手のものですが絵美さんのボーカルがしっくり合っていて驚きでした。
ボサ系に合った声質であるとは思いますが。

熊谷絵美さんのブログ
Olive

今回もお客さんが少なく残念なことになってしまいました。
もっと宣伝しなければねぇ・・・・・

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by ma.blues | 2012-10-14 17:42 | ライブ報告 | Comments(0)  

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