岩波ホール総支配人の高野悦子さん死去

またしても大事な人が亡くなった。
ミニシアターの生みの親とも言える「岩波ホール」総支配人高野悦子さん。
高野悦子さん死去 83歳 岩波ホール総支配人(東京新聞)

大学時代からの30数年間を東京で過ごし、多感(であったはず)な頃に岩波ホールへもよく通った。
大手配給会社では扱わないアジアの映画とか様々な映画を観た。
岩波ホールの存在はその後のミニシアターの創設に大きな影響を与えている。
一つの道しるべのような存在だったはずだ。

今に比べたら映画館には人が溢れていた。
岩波ホールのようなミニシアターにも多くの人々が集まっていた。
自身の感性を磨くと同時に、その時代の裏側あるいは出来事の真実などをそうした場所で知ることが出来た。
それは家でDVDを観るのとは違って「同時代的に」その時代を読み取っていく作業だったと思う。
それらの作業がどんどん衰退していくことは時代を読み取れる人間が減っていくことに繋がる。

たとえ、インターネットが発達し様々な情報を得ることが出来るとしても、その情報が真実かどうかを見極める力を持たなければネット上の情報を鵜呑みにしてものごとを判断する人間が増えて来るだけである。
「簡単に情報を得る」のではなく「じっくりと真実を見極める努力」をしなければならない。
一時期「スローライフ」などという言葉が流行り実践する人たちも出て来たが、そんな言葉が出て来ること自体社会が病んでいる証拠であろう。

「あの時代がよかった」などと懐古するではなく「あの時代を検証し現在に繋げていく」作業が必要なのだろう。

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by ma.blues | 2013-02-17 01:46 | 社会全般 | Comments(0)  

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