すべて燃焼し尽くしただろうか・・・「クロスロード大作戦」

日曜に行なわれた「クロスロード大作戦」の余韻がいまだ残っています。
なんというやつらだろう・・・
関東から長時間車に揺られて疲れ果てているはずなのに、ライブでのテンションは半端ないものでした。
このイベントにかける気持ちが前面に出たとんでもないライブでした。

ライブ前にペペのもと出演者全員が円陣を組み「クロスロード!」「愛してるぜ!!」のかけ声。
普通なら赤面してしまいそうな言葉だが嬉しく感じた。
彼らの熱い思いをひしひしと感じる雰囲気であったから。

オープニングを務めたのは「トレイン浜坂」(神奈川)
トレインはもちろん列車のこと。
画像や後に上げる YouTubeを観ていただければ分かるように駅長服に身を包み、列車にまつわる曲を演奏。
オリジナルだが『こんな歌がありそう』と思えるものだ。
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この服は本物ではなくパーティグッズですが、本人は本物を持っているそうです。
ただ、あまりにも生々しいのでパーティグッズの制服を着用しているのだそう。
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これは浜坂くんが演奏前にお客さんに配ったプロフィール。
しっかりと切符を添付し本物の改札ばさみでパンチを入れてあります。

実は僕も鉄道は大好きでオタクではないですが学生の頃からあちこちの路線を乗りに行ったことがあります。
親父が国鉄職員だったこともあり鉄道に興味を持ったのでしょうが、何より列車の揺れが大好きで何時間でも乗っていたくなる方です。
浜坂くんのこの姿でのライブはYouTubeで観ていて知っていましたが、是非目の前で観たかった。
念願が叶った一瞬です。
彼が歌った「東山線の黄色い電車」にある東山線とは名古屋市内を走っていた路線でした。
もうずいぶん昔に廃線になりましたが、そのことを歌っています。

彼は幼少時に名古屋にいたことがあり、この路線を知っていたようです。
僕自身は小学生時代の遠足で名古屋へ行っており、その際に東山線を見ています。
自分の記憶がオーバーラップされ、何やら無性に懐かしい気分になりました。
もちろん、歌も素晴らしくお客さんも最初のインパクトに加えて彼の歌声に酔いしれた感じです。

センセーショナルなオープニングが終わり、続いては「斎藤智春with遠藤泉」(東京&盛岡)
普段は遠藤翔太との「ジャンゴ」で出演する遠藤泉ですが、この日は東京の実力者斎藤智春とのジョイントでした。
おそらくはプロを目指していたであろう確実な演奏力と声量の斎藤智春とのジョイントでは、ジャンゴの時とはまた違った雰囲気のリフを入れており彼の引き出しの多さを証明しました。
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なぜか、二人ともサングラス。怪しい親父二人といった感じですが二人とも気のいい人間です(笑)

次は「白石松則&ソブクン‘s」(大船渡&花巻)
普段は五人編成のソブクン‘sですが、この日はギター三本のトリオで登場。
いつもにも増して熱のこもった演奏と歌で店内を席巻しました。
白石くんは飛び跳ねたり強く足踏みをしたりと、クロスロードにとっては「ヤバい演奏者」ですが(笑)この日は若干押さえていたようでした。
しかし、その代わりにやったポージングであやうくマイクを倒すところでした。
何をやっても店にとっては人騒がせなグループです(笑)
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ペペが歌詞カードを掲げ店内全員で大合唱。

さて、大騒ぎのソブクン‘sのあとは「遠藤翔太」(仙台)
盛岡でライブをする時は「ジャンゴ」として遠藤泉との親子デュオですが、今回はソロでのライブでした。
ライブごとに何らかの新しい手法を考えて来る彼ですが、今回はギターをミニマーチンに変えてやって来ました。
また、アレンジも変えて以前の曲を演奏していました。
様々なアイデアを持っている彼らしいパフォーマンスになったと思います。
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彼には珍しく連続してとちりましたが、それに動ずることなく演奏するようになって来たところは進歩の跡が窺えますね。

最後はペペがどうしてもクロスロードへ連れて来たかったという「内藤たいと」(神奈川)
結論から先に言いましょう。
ペペの気持ちがよく分かりました。
彼の演奏スタイル、歌詞の内容、MCを含めたパフォーマンスすべてがこの店でやるべきものでした。
コミカルに韻を踏む歌詞でありながらシニカルかつラディカルな内容の歌。
まさにポエムと言える歌詞です。
斜に構えたようなスタイルに見えるが実は直線的で挑戦的。
僕がもっとも好む音楽スタイルではあります。
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内に秘めた情念や闘志を表に見せず次々と演奏し続けていたかと思えば、突然詩の朗読もする。
音楽なしで詩の朗読のライブも行なっていたというから、かつて'70年代に存在したスタイルでのパフォーマンスを継続している希有な存在でしょう。
後ろに飾られているのはピカソの顔ですが、彼の歌の一つにピカソのフルネームを詩の一部として使用するものがあり、彼の代表的な歌になるでしょう。
ちなみにピカソのフルネームは「パブロ・ディエーゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード ・ルイス・ブラスコ・ピカソ (Pablo Diego José Francisco de Paula Juan Nepomuceno María de los Remedios Cripriano de la Santísima Trinidad Ruiz brasco Picasso)」 です。
まぁ、とんでもなく長い。落語の「じゅげむ」に匹敵する長さですわ。

約3時間近いライブでしたが長さを感じさせなかったですね。
それぞれが持てる力を出し切ったかのように晴れ晴れとした表情をしていました。
お客さんたちも本当に楽しそうな笑顔でいかにこのライブに満足したかが窺えるものでした。
出演者が多かったせいもありますが、お客さんもたくさん来てくれて店内は終始満席状態。
それが一つになった時間がずっと続いていたのです。
こんなライブは実に珍しい。

この店をやってから初めて演奏者との別れを寂しく感じました。
ずっとこのまま、みんなと話し演奏し騒ぎまくりたい気持ちで一杯でした。
こんな気分になるのは本当に久し振りのことです。
何十年に一回くらいの割合でしか味わえないものなのです。
かつては演奏者としてそんな気分になりましたが、今回は店の人間としてですからまた違った感慨がありました。

こんなにもこの店を愛してくれる連中が関東にいることを感謝するとともに誇りに思います。
彼らが気持ちよく演奏出来る環境を作り出すのが自分の役目です。
でも、始まってしまえば彼らの力いかんにかかって来ます。
僕はそのサポートを出来るだけ一生懸命やるだけです。
心地よい疲れとともに「祭りのあと」が過ぎ去りました。

何度でも書きますが彼らとともにライブが出来ることを感謝するとともに誇りに思います。
またいつの日か、こうした時間を共有出来ることを願っています。
ペペ、斎藤智春、トレイン浜坂、遠藤泉、遠藤翔太、白石松則&ソブクン‘sそして内藤たいと。
みんな、ありがとう!!!
そして、来てくれたすべてのお客さんたち、本当にありがとう!!!

とても素晴らしくとても楽しくとてもエキサイティングなライブでした。
しかし、今思うのは「すべてやり尽くしたのだろうか?」ということです。
彼らの力を考えれば、もっともっと高みが存在する気がしています。
次のライブがどうなるのか?
とても楽しみになっています。
またハードルを上げちゃった(笑)

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by ma.blues | 2013-11-05 22:40 | ライブ報告 | Comments(0)  

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