中津川の白鳥
現在は駅前から商店や飲食店が続いていますが、その昔はこの中津川を挟んで両側に八幡神社を中心とする寺町と城下町が広がっていました。
それが現在の八幡町と内丸地区(桜山神社のある地域)と本町です。
その後、内丸より駅寄りに物販を中心とする通りが出来ます。それが現在の大通りになります。
つまり、中津川はかつて盛岡の中心部に流れる川だったわけです。
ですから、今はそのほとりにいくつものビルが並んで建っています。
近くには県庁や市役所があります。
そのような川に秋になると鮭が遡上し、冬には白鳥が飛来します。
このような風景を見れるところは全国でも稀です。
盛岡市にとって、中津川は大きな観光資源であるとともに環境のバロメーターとも言えるでしょう。
今年の白鳥飛来数は例年より多い気がします。
おそらく、川の水温がいつもより高いのでは?と思います。
盛岡市に飛来する白鳥のほとんどは高松の池に降り立ちます。
むろん中津川へ来ている白鳥の中には寝る時は高松の池へ行くものも少なくありません。
街の中心部でこうした風景を見れることは本当に幸せなことです。
地元の人にとっては当たり前の風景でも他所から移った人間や観光客にとっては非常に貴重な経験となります。
こうした良い環境をいつまでも保って欲しいものだと思っています。
by ma.blues | 2015-01-27 18:05 | 風景