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ギタリスト二人のライブ・・・岡部繁VS千葉幸成

30日(火)にはギタリスト二人のライブがありました。
山形県鶴岡市から来た岡部繁さんと盛岡の千葉幸成くん。
昨年ちょうど今頃、同じ組み合わせでみかんやさんでライブを行ないました。
二回目ですので、なんとかお客さんを・・・と頑張りましたが残念ながら集客はうまく行きませんでした。

ギタリストにとっては興味深い組み合わせだと思うのですが、なかなか意図はうまく伝わりませんね。
世にギタリストは山ほどいるにも関わらず・・・

先行は千葉幸成くん。
彼はブラジル音楽ショーロの弾き手です。
盛岡では彼だけでしょうし、日本全体を考えてもショーロの弾き手は数少ないと思います。
おそらく、クロスロードで流しているマヌーシュ(ジプシースウィング)の弾き手よりも少ないでしょう。
クロスロードでは何度も彼は演奏してくれていますが、やはりいつもなかなかお客さんを集められないでいました。
しかし、その技術は長けていてギタリストにとっては参考になる部分が多いと思います。
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一年前に比べて明らかに技術力は上がっていました。急激に技術力が上がることはあり得ませんが、きっと何かを掴んだのでしょうね。本人もライブ後に言っていましたが、肩の力が抜けたといった感じでした。

岡部さんは様々な奏法を身につけている人です。
興味の幅が広くいろいろな音楽を演奏して来たようです。
この日もスラップ奏法やタッピングなど、さらにはルーパーを使用しての演奏も披露してくれました。
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地元の風景を表現したオリジナルなど含めいろいろなスタイルで演奏してくれました。彼の奏法を観るだけでもギタリストには参考になることが多いと思います。

ラストは二人でのセッション。
2曲目に三拍子のジャズブルーズという難題を演奏していましたが、ちょっと消化不良気味。
まぁ、セッションというのはすべてがきちんと決まるものではないですし、その中にキラッと光るものが出てくれば大成功と言えるでしょう。

ライブ後の二人は音楽談義が途切れず深夜まで続きました。
本当に音楽が好きなもの同士はこんな風になるでしょうね。
次回はなんとかお客さんを多く集めて聴いてもらいたいと思っています。

さて、彼らが引き上げたあと久し振りのお客さんが。
このブログに何度も登場している「ビッキー」(フォーク酒場「天がえる」店主)が奥さんと二人でやってきました。
毎回大暴れして帰るのですが、この日はお客さんが他にいないということで大人しかったです(笑)
彼はお客さんがいるとどこの店のお客さんでも「楽しませてあげなくちゃ」スイッチが入るようで大騒ぎになります。

この夜はいろいろと語っていましたが最後はやっぱりこの調子でした。
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ま、実害はありませんから好きにやらせています(笑)

彼は10月に久し振りに本気ライブをやるようです。
前回は震災の前の年だったと記憶しています。
それから五年目になるんですね。
前回もそうでしたが今回も仕掛けをいろいろと用意しているようですので楽しいステージになるでしょう。
みなさん、乞うご期待!!です。

7月は27日(月)に「ロシア民族楽器楽団スコモロヒー」の公演があります。
復興支援としても位置づけられていますし、総勢25名という大所帯の楽団を聴ける機会は滅多にありませんので、是非聴きに行って欲しいと思います。
詳しくは次回。
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by ma.blues | 2015-07-02 15:46 | ライブ報告 | Comments(0)  

大江健人ライブ終了

17日(水)に行なわれたライブは「大江健人」くん。
北海道出身・札幌在住の彼は今回初めて北東北へツアーに来たそうです。
かなり期待していたミュージシャンですが、実は2、3年ほど前にYoutubeでたまたま彼を見つけて気に入っていたのです。
今回、期せずして彼の方からオファーがあり、二つ返事でライブを入れました。

オープニングにはこちらも期待の星、盛岡の湯澤ひかりさん。
まだ岩手大学の学生ですが、荒削りながら宝石の原石のような歌を歌います。
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学内の友達が数人来てくれたこともあり、いつも以上に力のこもった歌い方になっていた気がします。
その年齢とは思えない歌詞で、もっとそぎ落としていけば詩としても成立するだろうと思います。
弾き語りをするにはギター演奏はまだまだですが、もともとバンド活動が主だったそうなのでこれからでしょう。
いずれ、個人的には期待している歌い手です。
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生での大江くんはYoutubeで観たのと変わりない姿でした。
そして、歌も期待通りでぶれないスタンスが非常に好感持てました。
しっかりしたギター技術を持ち歌詞をきちんと伝えようとする歌い方。
弾き語りでもバンドでも通用する力量を持っていると感じました。
根っこのところにブルーズがあり部分的にはジプシースタイルを彷彿させる曲調のものは個人的にもっとも好むパターンで彼の音楽遍歴も窺えました。

店を埋めたお客さんたちはすべて彼の歌に魅了された様子でアンコールもかかりました。
ライブ後、お客さんたちとも気軽に話し、音楽談義のみならず彼自身の生活の話にまで及んでいました。
結局、3時近くまでいろいろと話し込みましたが、疲れた表情も見せずみんなと付き合ってくれました。

今日は北上の「カプカプ」で明日は釜石の「アップアンドダウンデイ」でライブが入っています。
お近くの方は是非、彼の歌を聴きに行って下さい。
なお、8月に行なわれる「寺山修司記念館」のイベントにも出演することが決まっています。
三沢周辺の方はこちらで彼の歌を聴く機会がありますので是非どうぞ。
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by ma.blues | 2015-06-19 12:17 | ライブ報告 | Comments(0)  

お寺でライブVol.10

7日(日)に「お寺でライブ Vol.10」がありました。
震災後から始めて四年、すでに10回目を迎えました。
これはもちろん店の企画ではありません。
学校の先生が言い出しっぺでお寺さんがそれに賛同してくれて始まったものです。
ちなみにこのお寺は浄土真宗大谷派です。
先頃、大谷派は安保法制に対して明確な反対声明を公表しています。

日本国憲法の立憲の精神を遵守する政府を願う
     「正義と悪の対立を超えて」

 私たちの教団は、先の大戦において国家体制に追従し、戦争に積極的に協力して、多くの人々を死地に送り出した歴史をもっています。その過ちを深く慙愧する教団として、このたび国会に提出された「安全保障関連法案」に対し、強く反対の意を表明いたします。そして、この日本と世界の行く末を深く案じ、憂慮されている人々の共感を結集して、あらためて「真の平和」の実現を、日本はもとより世界の人々に呼びかけたいと思います。
 私たちは、過去の幾多の戦争で言語に絶する悲惨な体験をいたしました。それは何も日本に限るものではなく、世界中の人々に共通する悲惨な体験であります。そして誰もが、戦争の悲惨さと愚かさを学んでいるはずであります。けれども戦後70年間、この世界から国々の対立や戦火は消えることはありません。
 このような対立を生む根源は、すべて国家間の相互理解の欠如と、相手国への非難を正当化して正義を立てる、人間という存在の自我の問題であります。自らを正義とし、他を悪とする。これによって自らを苦しめ、他を苦しめ、互いに苦しめ合っているのが人間の悲しき有様ではないでしょうか。仏の真実の智慧に照らされるとき、そこに顕(あき)らかにされる私ども人間の愚かな姿は、まことに慙愧に堪えないと言うほかありません。
 今般、このような愚かな戦争行為を再び可能とする憲法解釈や新しい立法が、「積極的平和主義」の言辞の下に、何ら躊躇もなく進められようとしています。
 そこで私は、いま、あらためて全ての方々に問いたいと思います。

 「私たちはこの事態を黙視していてよいのでしょうか」、
 「過去幾多の戦火で犠牲になられた幾千万の人々の深い悲しみと非戦平和の願いを踏みにじる愚行を繰り返してもよいのでしょうか」と。

 私は、仏の智慧に聞く真宗仏教者として、その人々の深い悲しみと大いなる願いの中から生み出された日本国憲法の立憲の精神を蹂躙する行為を、絶対に認めるわけにはまいりません。これまで平和憲法の精神を貫いてきた日本の代表者には、国、人種、民族、文化、宗教などの差異を超えて、人と人が水平に出あい、互いに尊重しあえる「真の平和」を、武力に頼るのではなく、積極的な対話によって実現することを世界の人々に強く提唱されるよう、求めます。

2015年5月21日
                 真宗大谷派(東本願寺)宗務総長 里 雄 康 意 


この動きに賛同する他の宗派もありますが、これほど切迫感、危機感を持った文章の中に大谷派が寄って立つところを感じます。
(誤解を生じないように記しておきますが、自身はどの宗派にも属さない無宗教です)
お寺ライブを行なっている専立寺はかねてより様々な問題の学習会や寺子屋などを開催していますし、原発存続に対しても異議を唱えています。

震災を機に始まったこのライブは毎回冒頭の住職と「ちいさな野菜畑」の小島さんとの対談から進んでいきます。
時折々の問題や話題についての対談ですが、それがこのライブ本来の意味になると思います。
歌で直接的な表現は出てきませんが、それぞれの出演者が対談の中身を受け止めていることは事実です。

通常は4グループの出演ですが今回は10回目ということで5グループの出演となりました。
トップは三浦輝夫さん。今回はベーシストを加えての出演。
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フォーク、歌謡曲、演歌と幅広いレパートリーを持ち、毎回違ったメニューで演奏してくれています。
ウッドベースが登場したのは今回初めてですが、やはり生の音はいい雰囲気を作り出していました。

二番手は前回初ライブを果たしたK&Kの二人。
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前回はギターをマイク録りでしたが今回はエレアコにしての演奏。音的には前回の方が自然さがあってよかった気がします。コーラスは前回同様にきれいに決まっていました。

三番手は企画者である佐藤さん。前回は僕もギターで参加しましたが今回はベースの松平さんとのコンビ。
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いつも通り、という言い方がよいかどうか分かりませんが安定した演奏と歌です。生徒たちとの付き合いの中で生まれた曲などもあり彼の優しさが窺えるレパートリーです。

次は「じゃんご」
「じゃんご」とはこちらの地方の方言で「田舎者」という意味です。
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この二人、親子なのですがお互いの音楽性を理解した上での演奏になっているのはすごいと思います。彼らとはもう五年ほどの付き合いになりますが、ライブをするごとに進化しているのを感じます。

ラストはクロスロードオールスターズfeat.まるちゃん。
画像が準備出来ませんでしたが、まるちゃんは初ライブでした。
バンドで歌うのも初めてということでかなり緊張していて声も出なかったのですが、雰囲気的にはいい感じになったかと。

三時間を超えるイベントの最後は全員でのセッション。
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こんな感じでのライブでした。バンド形式だとちょっとやりづらい感もありますが絵的にはなかなかいい雰囲気ですね。

この企画、いつまで続くか分かりませんが出来れば1グループは新たな人材を入れたいと思っています。
趣旨に賛同し出演したいというグループがいましたら是非ご連絡下さい。

世の中、決してよい方向へ向かっているとは言えません。
きな臭い話や生臭い話があちこちから聞こえてきます。
どこかで歯止めをかけなければどこまでもずるずると行ってしまう。
そんな気がしています。
私たちがやっている企画などで変えられるわけではないかもしれませんが、立ち止まって考えることも必要だと思います。
そして、誤った方向へ向かっているものを軌道修正しなければならないと感じています。
多くの方がこうした企画へ参加してくれることを願っています。
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by ma.blues | 2015-06-13 14:17 | ライブ報告 | Comments(0)  

「楽しくったっていいんじゃない?」ライブ終了

27日(水)には小泉優美と絵美夏という女性二人が共演するライブがありました。
クロスロードとしては初のパターンでした。
あいにくの雨模様でしたが満席のお客さんで店内は出演者が移動するのも大変な状態になりました。
本当に有難うございました。

トップは初めてライブ出演するというギターインストのタエさん。一関出身です。
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緊張で心臓バクバクだったようです。数曲弾いたあとでどうにも弾けなくなってしまいましたが初めての時はそんなものです。何度かライブをやっても緊張でうまく行かない時もあります。
次のライブの時には頑張りましょう。
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いつもは「ヴァイオリンシンガー」として活動している絵美夏さん。この日は南米の竪琴アルパを演奏していました。
透き通ったアルパの音色は楽器の名前を知らなかった人でも聞き覚えのあるものだったと思います。
彼女は最近、このアルパでの出演が多いようです。以前よりフォルクローレ系の音楽を好んでいましたので必然の結果なのかもしれません。
途中からはギターが加わりリズミックな曲も演奏していました。
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花巻で「田舎Labo」を運営しているごんさん。キーボード奏者としてよくライブに出演していますが、今回はピアニカとスマホを利用しての演奏。スマホには演奏用アプリがいろいろと用意されているようで名前を聞き忘れましたが録音した音をリピートするアプリを利用しての演奏でした。
ラストでは「スペイン」を演奏するなど技術の確かさも披露していました。
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「盛岡のダイナマイトシンガー」と紹介しましたが本人が言っているわけではありませんのであしからず。
彼女にしては珍しく緊張していたようでいつもより声の伸びがなかったですねぇ。狭い店ですので遠慮して歌ったのかも。
いわゆる歌謡曲っぽい曲が多かったですが、個人的にはもっとロック的あるいはソウルっぽい曲をやって欲しかったです。
声量は十分にあると思いますので、それを生かした曲を選んで欲しいなって思います。
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最後は出演者たちによるセッション。ごんさんは客席の中に入り込んでピアニカ。狭い店内でポジションをうまくとって演奏してくれました。

タイトル通り、楽しいライブになったと思います。
それぞれの演奏者がお客さんたちを盛り上げてくれて一体感も生まれたと思います。
こうしたライブが出来ることは本当にうれしいです。
来月はお寺で二回、店で二回のライブが予定されています。
それぞれのライブが盛り上がることを願っています。
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by ma.blues | 2015-05-29 14:58 | ライブ報告 | Comments(0)  

やもと問唔さんのライブがありました

急遽、ライブが決まった「やもと問唔」(やもともんご)さんのライブが20日(水)にありました。
宣伝も行き届かず集客が心配されましたが、なんとか集まってくれました。
初めてライブに来てくれた方もいて本当に感謝感謝です。
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千葉県出身で九州在住ということでしたが、学生時代に福岡へ行き、その頃から歌い始めたそうです。
あるライブハウスのオーディションを通りシンガーソングライターの道を進んで来たそうです。
九州博多は音楽人にとって激戦区ですから、そこでのオーディションに通れば実力を認められたことになります。
事実、彼の歌もギターも水準以上のもので人を惹き付ける要素をいくつも持っています。
Youtubeで彼の演奏は聴いていましたが、実際に生で聴くとその実力がよく分かりました。
声量も声の伸びも水準以上、ギターの技術も様々な奏法を身につけていることを窺わせました。

歌詞内容も浮ついたものではなく自己満足的私小説風でもなく、言葉に意味を持たせていることは歌を聴いているだけで伝わってきます。
いつも思うのですが、こうして全国を股にかけてまるで巡業旅のように回っているミュージシャンに共通するのは自身の深層心理を比喩的な言葉で表現したり、人との繋がりの大切さを大げさな言葉でなく表現していることです。
一カ所に留まって生活していると、ともすればマンネリ化しがちですし他者との関係性を真剣に考えなくなりがちです。
常に移動を繰り返し様々な人と出会う彼らにとって、そうして出会った人たちはまさに宝物的な存在なのだと思います。

むろん、自身の弱さを表現していることもありますが、決して卑下せずそこから這い上がろうとするバイタリティを感じます。
出会った人たちとの関係性の中から生まれて来た曲もあるでしょうし、そうした人たちに伝えたいことを歌った曲もあるでしょう。
様々な視点から世の中を見ることが出来るようになるのは旅をしているからなのかもしれません。
もっとも、やもとさんは「僕は旅は出来ないです。僕がやっているのは移動です」と言っていましたが、それは彼独特の捉え方で移動せず暮らす人間から見れば、それもまた旅なのだと思います。

ただ、想像力という面で捉えれば「定住していても旅は出来る」と言えます。
人の痛みや悲しみ、苦しみなどはその場にいなければ感じることが出来ないのではなく、想像力によってそれらを自身の中に取り込むことが可能だと考えるからです。
つまり、旅は移動を伴わなくとも出来るものでそれを想像力で意識的に行なうことから様々な人たちと繋がることが出来るのではないかと思います。
やもとさんのように旅先で歌い続ける人々は言わば「語り部」的な存在なのでしょう。
彼らの言葉に触発されて何らかのことを考え始める人も多いでしょうから。それは彼らが意識するとしないとに関わらず生まれてくるものだと思います。

一つ書き忘れていました。
彼の歌唱法が妙に昭和を感じるもので不思議な気分になりました。
昭和と言っても中期頃の歌唱に近いものを感じました。
意識的なのか自然とそうなったものなのか聞くのを忘れてしまいましたが。
お近くに彼が来た時には是非聴いて下さい。
楽しさともの悲しさと懐かしさが同居したような彼の歌声はきっと心に残ると思います。
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by ma.blues | 2015-05-25 18:58 | ライブ報告 | Comments(0)  

「阿知波一道VSやなぎ」のライブがありました

20日(月)は「阿知波一道VSやなぎ」のライブがありました。
阿知波さんは北海道のお坊さん。
学生時代からフォークを歌い始め還暦を過ぎた今でも歌い続けています。
後に知りましたが、地元を離れてしかもお店でのライブというのは今回が初めてなのだそうです。
前日の日曜日には釜石でやなぎとともに2軒でステージをこなしてきましたので、クロスロードは3軒目になったわけですが。
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オープニングは店でちょくちょくやってくれていた木原あおいくん。
普段はギター弾き語りなのですが、この日はベース弾き語りという意表を突いた形での登場でした。
オリジナルのほか古いアメリカの歌なども歌ってくれました。
ベースだけだと音の幅がどうしても狭くなるため隙間が多い感じになっていましたが、彼には期するところがあってあえてこのパターンにしたのでしょう。
彼のいいところはそうした冒険心やチャレンジする心を持っていることだと思います。
完全なベーシストとは言えない彼がこんなチャレンジをしたことはよいことだと思います。
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続いては、阿知波一道さん。
坊さんと言われれば「そうだな」と思いますが、普通にその辺にいるおっさんでした(笑)
彼の経歴から想像していた通りの歌の数々を披露してくれました。
学生時代を京都で過ごしていたことは彼に大きな影響を与えたことでしょう。
すでにいわゆる関西フォークの大きな波は去ったあとだったと思いますが、それでも京都や大阪にはあの流れを汲む人々が多く存在しています。
そうした人たちに影響を受けお互いに切磋琢磨して来たことを窺わせる歌でした。

言葉を大切にする。
今では作曲をする時に構成やメロディを優先するあまり、ともすればないがしろにされがちになっている詩を大事に曲を作っているのだろうと想像出来ました。
「こうでなければならない」といったものはないですが、個人的には歌であれば言葉を大切にして欲しいと思っています。
言葉遊びの歌も面白いのですが、何度か聴くとやはり飽きてきますね。
いくらメロディがよくても歌詞に内容がなければ心には届きません。

それは言わば歌の原点のようなものだと思っています。
決してうわべだけの言葉を並べるのではなく意味のある言葉の構成によって歌が作られていた時代を彷彿とさせるものでした。

こうして書くと彼が真面目一辺倒のように思われるかもしれませんが、パロディとアイロニーを兼ね備えた替え歌で会場を沸かすことも忘れない「お坊さんらしい」人でした(笑)
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最後はやなぎ。
店では「やぎたこ」として演奏してくれたことがあります。
こちらは古いアメリカンフォークソングを当時のスタイルに近い形で演奏していて支持者も多くいます。
今回はソロでのライブでしたが、年の割には古くさい歌を多くレパートリーにしています。
もっとも、「やぎたこ」のレパートリーもかなり古いものが多いですけど。
ただ、やなぎのスタイルは阿知波さんよりほんの少し後年のものという感じでした。

彼も言葉を大切にするシンガーの一人でしょう。
強さとか派手さとかとはちょっと離れたところで言葉を投げかけてきます。
受け止めた人間にとってはとても重要な言葉たちになるのではないかな?と思います。
彼らのような歌い手が今なお存在していることに(彼らだけでなく知っているだけでもたくさんいるのですが)どこかほっとした気持ちになります。

スタイルが古いことはその歌が古いことを意味しません。
自分にとっては遠い彼方に置き去った歌の一つである「若者たち」が森山直太朗によって再び陽の目を見た時に『そういうことなんだなぁ・・・』と改めて感じたことがありましたから。

震災後、あまりに多くの「応援歌」が歌われ辟易としたことがあります。
某国営放送ではいまだにそうした番組作りをしています。
むろん、そうしたことで勇気づけられる人々もいるのは事実ですから否定はしませんが、個人的には『頑張っている人に「頑張ろう」と声をかけるのはどうなんだろう・・・』と思ってしまいます。
そっと寄り添ったり遠くから見守っていたり、そんな形でもいいのではないでしょうか?

彼らの歌を聴いていてそんなことを思ったりもしていました。
歌は勇気づけもするけど、悲しませたり喜ばせたり考え込ませたり、様々な要素を持っているものだと思います。
そして、それらは意図的に仕込んだりすれば、とても気持ちの悪い歌になると思います。
時の流れや空気の流れと同様に自然と人々の心に染み込んでいく歌がいい歌なんじゃないかな?なんて思ったりもしています。
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最後にやなぎと阿知波さんの二人での演奏も楽しめました。
『こんなことをやっていたっけな・・・』と自分の過去を振り返ったりもした夜でした。
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by ma.blues | 2015-04-23 01:07 | ライブ報告 | Comments(0)  

深川慶ライブ終了

昨夜6日(月)は「深川慶」のライブがありました。
ウイークデイしかも月曜日なので集客が厳しいなと思っていましたが、なんとか三名の方にお越しいただけました。
とっても貴重な三名様です。本当に感謝感謝です。

オープニングは地元の「トオル・タケマル」
ウクレレ・ボーカルのトオルとボンゴのタケマルのコンビ。
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この日はスタンダードな曲が多くウクレレの乾いた音とともに抵抗感なく耳に入ってくる感じ。
こうした組み合わせのコンビも珍しいですが、なかなかいいコンビネーションでした。
しかし、ライブを終えたあとの話題はもっぱらトオルくんの顔。
同じ名前の某橋下徹に顔も声も似ていると(笑)
次のライブでは彼の物まねを入れるべきだと言われ、本人もその気に。
それは冗談ですけど、確かによく似た風貌ですね。

深川くんがクロスロードでライブをやるのは二回目。
ちょっとした因縁がありまして、一回目は前の店の時にライブをやることになっていました。
しかし、店が火災で焼失してしまったので隣の「米山」さんでやらせてもらいました。
そして、今回お借りしている店での仮営業ですがクロスロードでやることが出来ました。
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彼はかつてロックバンドもやっていたということですがギターの技術もしっかりしています。
あまり一般的ではないリゾネイターギター(通称ドブロ)を駆使しブルーズ色の濃いオリジナル曲を演奏します。
盛岡では滅多に見かけることのないスタイルですので多くの方に聴いて欲しかったのですが・・・
心情を表現するタイプですが、中にはクスッと笑える歌などもありあっという間に一時間が過ぎ去りました。

昨日はいわゆる菜種雨が降り夜中はちょっと肌寒くなりました。
盛岡の桜の開花は例年より早く20日頃からだそうです。
連休あたりには葉桜になってしまうかもしれませんね。
今月は20日(月)に「阿知波一道VSやなぎ」のライブが予定されています。
桜見物も兼ねて是非ご来店下さい。
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by ma.blues | 2015-04-07 22:05 | ライブ報告 | Comments(0)  

独酔舎ライブ

9日(月)には「独酔舎」のライブがありました。
毎年、店でライブをしてくれていた彼と会うのは約一年振りくらい。
最初の頃の体型に比べてずいぶんシュッとなっていましたが、どうも胃病のせいだということでした。
体には十分気を付けて欲しいものです。

ライブは独酔舎が三曲ほど歌い地元の湯澤ひかりが30分ほど歌い再び独酔舎が40分ほどやるといった変則的なものになりました。
お客さんの一人が遅くまでいられないということで彼が気を使って先に何曲か歌ってくれたのです。
この夜のお客さんは一人を除いてすべて彼の歌を初めて聴く人たちでした。
そんなこともあり、彼は気を使ってくれたのでしょう。

湯澤ひかりはまだ岩手大学の学生で若干21歳です。
ロックフレイバーの強いオリジナルですが歌詞が非常に興味ある内容です。
この年代でこんな歌詞を書くのか・・・と思えるもので個人的に気に入っています。
歌い方やギター演奏に粗い面もありますが、音程はかなりしっかりしています。
「そこまで張り上げなくても・・・」と思ってしまう部分も多少ありますけど、それが歌へ惹き付ける要素にもなっている気はします。
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まだまだ発展途上の彼女には様々なミュージシャンとの競演で多くを学んで欲しいと思っています。
お奨めの歌い手の一人ですので機会がありましたら是非聴いてみて下さい。

独酔舎のライブは一種独特です。
以前からよく書いていますが、一人芝居に似た雰囲気を持っています。
小さく語りかけるように歌ったのちにばしっと野太い声で畳み掛けたりします。
歌詞内容にも誘導されるのでしょうが情景が浮かび上がってくる彼の歌は、それでいて単純に情景描写をしているわけではありません。
その情景の中に存在する人間を常に意識して彼は歌っていると思います。

震災前から岩手や東北とは縁の深い彼は震災前と震災後の情況や情景の違いを歌わざるを得ないのでしょう。
しかし、それは情に流されることなく本質に向かって表現しようとしています。
僕が彼の歌に惹かれる理由はそんなところにあるのだと思います。
彼は「吉祥寺フォーク」なるものの洗礼を受けたように語りますが、それはつまりあの当時のフォークの中に人間の本質へと向かう歌や人物が多かったからではないでしょうか。
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人に感銘を与えたり、人を鼓舞したりといったことなく、むしろ淡々と事実の積み重ねの上に本質を浮き立たせようとする行為。
彼の考え方や生き方がそうした行為をさせているのだと考えますが、歌の世界では今では減りつつあるスタイルであることも事実です。
そうであるが故に貴重な存在だと思いますし、いつまでもそのスタンスで歌い続けて欲しいと思っています。
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by ma.blues | 2015-03-11 19:00 | ライブ報告 | Comments(0)  

お寺でライブVol.9

18日(日)は「お寺でライブVol.9」が行なわれました。
あの大震災の年より始まり、すでに9回を数えるまで続いています。
もともと、盛岡市名須川町にある専立寺(せんりゅうじ)で学習会などを行なっていた学校教師の発案で始まったもので、時折店に呑みに来ていた彼から「クロスロードに出演しているミュージシャンなどにも参加して欲しい」という要請を受け参加することになりました。

結局、僕も歌ったり演奏するはめになりましたが、その関わりから彼・佐藤くんのバックでギターを弾くことも多くなり盛劇ライブや中津川ベリフォークジャンボリーなどにも彼とともに出るようになりました。

この日も参加したわけですが、ベーシストとのコンビでZZ's(ジージーズ)と名乗り参加予定がベーシストの急病入院で、急遽、若いメンバー(ドラム、ベース、ギター)にバックをお願いしての参加となりました。
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冒頭は住職と「ちいさな野菜畑」主人小島進さんとの対談。
毎回、ライブの前にはこうした対談を入れています。
その時々の世相や話題などに触れての対談ですが、時間的に短いため消化不良の場合もあります。
それでも、毎回こうしてやってもらえるのは有難いことです。
ちなみに、左が住職で右が小島さんです。
よく「どちらが住職か分からん!」と言われますが・・・
まぁ、見てくれはどちらもよく似ていますからねぇ(笑)
住職、寝ているわけではありませんので誤解なきよう。

この日のライブは僕らのほかに以前店でライブをよくやってくれていた三浦輝夫さん、佐藤さんに加えて初めてライブをやるというK&Kのお二人が参加しました。
それぞれ、個性のある音楽でお聴きになった方々は飽きなかったのでは?と思います。
僕のバックについてくれた三人の実力は大したもので非常に楽をさせてもらいました。
彼らとは初めての演奏でしたが、おかげで楽しい時間を過ごせました。
感謝感謝です。

お寺ライブ、おそらく今後も続くのでは?と思います。
今後はライブ告知も行なっていきたいと思っています。
その際にはよろしくお願いします。
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by ma.blues | 2015-01-19 19:10 | ライブ報告 | Comments(0)  

本堂に響くギターとハンマーダルシマー

9月1日(月)は市内のお寺、専立寺にて「ラグタイムギターとハンマーダルシマー」のライブがありました。
昨年、一度店でやっていただいた北海道のミュージシャン二人によるライブです。
自ら編み出した変則チューニングでギターを駆使する小樽の浜田隆史、アイリッシュのトラッド音楽などに使用されるハンマーダルシマーの名手である札幌の小松崎健。
この二人によって紡ぎ出される音楽は幻想的な風景さえ思い浮かべさせます。
平日のライブということもあり、残念ながらお客さんは少なかったですが、とても雰囲気のよいライブになりました。
何より、演奏した彼らが本堂での音を気に入ってくれたのがよかったですね。
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ご本尊の真ん前での演奏。よく響く本堂での演奏は雑なホールよりよっぽどいい音になります。

演目は多彩で様々な民族音楽へアプローチしていました。
ハンマーダルシマーはアイリッシュトラッドで使用されて来た楽器ですが、小松崎健はそこにとどまらず実に多彩な演奏技術を持っています。
また、ラグタイムギターが本来の浜田隆史は小松崎とのデュオで彼をサポートするとともに、卓越した技術を披露してくれます。
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浜田、小松崎二人のオリジナル曲もそれぞれの個性が生かされたものでカヴァー曲と遜色のない出来上がりでした。

彼らは年に一度東北ツアーをしています。
また来年もこちらへやって来ます。
是非聴いていただきたい音楽ですので、その時にはお聴きになっていただきたいと思います。
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by ma.blues | 2014-09-05 12:26 | ライブ報告 | Comments(0)