カテゴリ:ライブ報告( 265 )

 

「歌う物体」やもと問唔ライブ終了

9日(月)にはやもと問唔さんのライブがありました。
関東生まれで九州在住。博多のライブハウスのオーディションに合格し定期的にライブを行なうほどの実力者です。
半年ほど前に続いて二回目の盛岡でした。
今回は前々日が釜石、前日が宮古と沿岸を回ってからの盛岡入り。

あいにくの雨模様もたたりお客さんの入りは低調でした。
オープニングに地元ミュージシャンを入れる予定でしたが、こちらも都合が付かず二部構成で彼のワンマンライブとなりました。
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しっかりしたギターテクと伸びのある歌声は相変わらずでした。

オリジナル曲を数多く持つ彼はライブでカヴァーをやることがほとんどありませんが、今回は一曲カヴァーをやりました。
ライ・クーダーがプロデュースした「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」からの一曲。
彼のオリジナル曲から思うと意外に感じますが、ギター技術から考えるとなるほどと思えます。

少ないお客さんでしたが、皆さん楽しんでいただけたようです。
ライブ終了後、彼と話し込んでいるとShakyおやまだくんがやってきました。
彼は盛岡出身、東京で活動しているブルーズ系のミュージシャンです。
たまたまこちらへ帰って来ていたので店に寄ってくれたようです。

せっかくですので問唔さんに一曲やってもらいました。
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彼の歌に合わせてShakyがハープを演奏。いい感じにシンクロしていました。

しばらく三人で歓談後に解散。
深夜1時を回っていましたがまだ雨がぱらついていて最後まですっきりしない天候でした。

彼は来年、新しいアルバムを出すそうです。
その時にはまた盛岡へやって来てくれるようですので、その時には是非彼の歌を聴いて下さい。
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by ma.blues | 2015-11-13 16:51 | ライブ報告 | Comments(0)  

6弦ベースとピアノが奏でる音の世界・・・重廣誠&TAKAKO

12日(月)に6弦ベースの重廣誠さんとTAKAKOさんのピアノによるライブがありました。
珍しい組み合わせのコンビですが以前にもクロスロードで演奏したことがあり、その技術はしっかりしたものできちんとした経験の上に成り立っていることを感じさせるものでした。
そして、それは今回のライブでも十分に証明しました。
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重廣さんがぶれてしまった。申し訳ない。

ライブはよく知られているスタンダードな曲とオリジナル曲の組み合わせでしたが、アレンジがまとまっており自分たちのものにしていると言えます。
オリジナル曲の曲調は映画音楽を想起させるようなもので非常にまとまりの良いものです。
作曲の才能にも非凡なものを感じます。
ライブ中、お客さんから「お題」を受け取り、それをもとに即興で演奏する、ということもやりました。
この日の「お題」は「キーはA♭m、イメージは川と鮭、リズムはゆったりと」でした。

今回の二人に限らず、こうして全国を廻っているミュージシャンは数多くいますが、そうした彼らの真摯な態度には感じ入ります。
クロスロードを訪れる彼らは期待を裏切らない、と言うより「聴く人に何かを残してくれる」そんな気がしています。
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by ma.blues | 2015-10-14 22:15 | ライブ報告 | Comments(0)  

国分寺エクスペリエンス(アコペリ)ライブ

シルバーウイークの真っただ中22日(火)に「国分寺エクスペリエンス」のボーカルおちょことギターのゆきちゃんの二人によるライブがありました。
彼らは本来ボーカル、ギター、ベース、ドラムのフォーピースバンドですが、バンド形式では出来ない店ですのでおちょことゆきちゃんのみのアコスティックコンビでお願いしました。

オープニングに参加してくれたのは地元盛岡の弾き語り二人。
トップはアコスティックでライブをするのは初めてという小島貴明くん。
会うのも初めてでしたが元気のいい好青年でした。
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この日は初めて作ったというオリジナルも披露してくれました。ギター演奏も歌もまだまだ荒削りですが伝えようとする気持ちがよく分かるものでした。これからに期待したいです。

続いては「やなぎ」
このところ、彼にオープニングを頼むことが多いです。
オーレンというスリーピースバンドをやっていますが、この店ではソロで弾き語りです。
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一度はメジャーデビューを目指したやなぎです。それを果たせなかった悔しさは彼の中に大きく存在していると思いますが、そのことをバネに新たな方向を見出そうとしていることがよく分かります。これからも頑張って欲しい歌い手です。

おちょことゆきちゃんの「アコペリ」
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おちょこはツアーの途中で風邪を引いてしまったとのことで歌うのも辛そうでしたが、最後まで頑張ってくれました。そのこともあって、普段とは違うセットでのライブだったそうです。

ライブ後に話した時に聞いたのですが、ゆきちゃんは一時代を築いた京都の某ブルーズバンドのギタリストとして10代で参加したそうです。
すでに40年ほどのキャリアを持つギタリストになります。
彼のギターに感嘆した、客として来ていた若きギタリストたちが彼にいろいろと指導を受けセッションをしていました。
ライブは演者とお客さんが互いに刺激を受けるものだと思います。
自然発生的にこうした状況が生まれるのはその意味でも喜ばしいことです。

お客さんと一体になれるライブをこれからも仕込んで行きたいと考えています。
地元盛岡のミュージシャンと他所から来るミュージシャンとの繋がりがより多くなってお互いが刺激を受けるような状況になれればいいな、と思っています。
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by ma.blues | 2015-09-29 15:36 | ライブ報告 | Comments(0)  

3年振りのライブ・・・柿崎タカヒロ

7日(月)に行なわれたライブ、3年前クロスロードでライブをやってくれた柿崎くん(秋田出身、東京在住)がやってきました。
前回のライブの時に歌もそうですが性格も実直でいい印象を持ちましたが、久し振りに会った彼は以前と同じ雰囲気でした。

この日は地元盛岡から「ぽち」くんと「やなぎ」がオープニングを務めてくれました。
ぽちくんは初めてでしたが、ハイトーンボイスの弾き語りでどこかにロックフレイバーを感じる演奏でした。
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バンドタイプで生きるボーカルかな?という印象を持ちました。

やなぎの歌はもう何度も聴いていますが、この夜の歌はなかなか出来の良いものでした。
彼は「オーレン」というバンドでも活動しています。
基本的にはバンド形式での作りの歌が多いので弾き語りだと広がり的には弱いところもありますが、その分を補おうと彼自身も考えた演奏スタイルになっていると思います。
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彼の写真を撮ると、なぜかこんな感じのものが多くなります。なぜだろう・・・

3年振りの柿崎くん、内面を絞り出すような歌詞と歌い方でした。
自分の中にあるものと外から押し付けられるものとの葛藤が見えて来るような歌詞で、彼がどんな生き方をしたいのかを垣間見れる感じです。
叫ぶことなく淡々と歌い続けますが、その思いを十分に表現出来たか。
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歌い方が以前とはちょっと変わっていました。本人はあまり意識してないようでしたが何かがおそらく彼の中で変わって来たのでしょう。

この夜のお客さんのうち男性客は全員ミュージシャンという珍しい現象がありました。
それに山形、岩手、秋田、青森と東北四県出身のミュージシャンが集まっていたのも珍しいことです。
こんなことは滅多にありませんので貴重な夜でした。
また、最後に一人残った柿崎くんと深夜まで約二時間ほど話し込みました。
彼の抱えている問題意識は共通するものも多く、多岐に渡っていろいろと話せたのは収穫でしたね。
20~30代のミュージシャンと話す機会を持てるこうしたライブは自分にとっても有意義なものです。
そんな繋がりの中からまた新たなものが生まれて来て欲しいと思っています。
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by ma.blues | 2015-09-10 16:22 | ライブ報告 | Comments(0)  

店内全体が楽しい雰囲気に・・・森香ライブ

報告が遅れましたが、2日(水)に「東海のCM帝王」こと森香(もりかおる)さんのライブがありました。
「アンポンマンが盛岡にやってくる!」と題したこのライブ、それだけでも何やら楽しげなライブになるだろうと想像出来ましたが結果はその通りでした。

ライブをやり慣れていることもありますが、そのキャラクターが醸し出す雰囲気もそのライブを楽しいものにしてくれました。
ライブは演奏はもちろんですがMCも重要な要素の一つです。
どんなに素晴らしい演奏をしてもただ黙ってずっと演奏しているのでは、その人の人となりはなかなか伝わりません。
これには異論のある方もいると思いますが、個人的にはそんな風に思っています。

もう一つ、歌は演奏と歌詞が融合されたものであって、どちらか一方だけが優れていても歌の本来の良さは出て来ないと思っています。(特に弾き語りの場合は)
これももちろん異論があることは承知しています。
個人的な思いですのであしからず。

森さんの歌は歌詞と演奏のバランスがよく、伝える力が強いと感じました。
これは彼が特別優れているということではなく、彼のように様々な現場で歌って来ている人たちの歌には説得力があると思います。
そして、それぞれが何らかのものを自分の中にしっかりと持ち続けています。
それが「ぶれない音楽」をやり続けられる理由の一つだと思います。

お客さんの数は決して多いとは言えませんでしたが、店内が和やかに集中出来るいいライブになったと思います。
のちにほとんどのお客さんから感想を聞けましたが、皆さん楽しんでいただけたようです。
彼のようなタイプは盛岡にはあまりいませんので貴重な時間だったと思います。
彼は宮城の沿岸には行ったそうですが、岩手はまだのようです。
ぜひ、岩手の沿岸へも行って欲しいと思っています。
そして、クロスロードでもまた。
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by ma.blues | 2015-09-09 15:57 | ライブ報告 | Comments(0)  

「独唱パンク」チバ大三ライブ終了

5日(水)には「独唱パンク」を自称する盛岡出身のチバ大三くんのライブがありました。
さんさ踊りが終わった翌日、例年に比べて蒸し暑い日でなかなか集客は難しく数人のお客さんで終わりました。

オープニングは湯澤ひかりさん。
クロスロードではずいぶん登場していますが、彼女の独特な歌詞と突き抜けるような歌声は確実にファンを増やしています。
この夜も迷いのない演奏と歌で集まった人たちを惹き付けていました。
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最近、髪型やファッションが登場のたびに違っています。何か考えることがあってのことでしょうかね?

チバくんは以前クロスロードに二回ほど出演してくれました。
昔風に言えば「一人芝居と音楽を融合」させたイメージ。
白塗りをしておどろおどろしさを醸し出しますが、そのイメージとは違ってタイトなリズムと歌詞でぐいぐいと引き込んでいきます。
攻撃的な文言だけでなく皮肉たっぷりな場合もあれば叙情的な場合もあり変化に富んだ曲構成です。
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歌舞伎的な見栄を切るなど演劇的要素も彼のステージには含まれます。聴く者を見た目でも惹き付けますがそれが単にカッコ付けではないことは彼の歌の歌詞を聴けば分かるでしょう。

後半は盛岡在住のニコレッタ(バイオリン)を加えて。
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彼女もクロスロードには何度かジプシースウィングやアヴァンギャルド系で登場したことがあります。器用ですがエモーショナルなバイオリンはなかなかいい雰囲気を持っています。

暑い日が続いていた盛岡ですがここ二三日は夜になると気温も下がり若干過ごしやすくなってきました。
とは言え、まだ残暑の心配があります。
その他の地方では真夏がしばらく続くでしょうね。お体には気をつけて下さい。
来月9月には「お寺でライブ」を含めて四本のライブが入っています。
近いうちにお知らせいたしますので、是非聴きに来て下さい。
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by ma.blues | 2015-08-08 17:40 | ライブ報告 | Comments(0)  

ギタリスト二人のライブ・・・岡部繁VS千葉幸成

30日(火)にはギタリスト二人のライブがありました。
山形県鶴岡市から来た岡部繁さんと盛岡の千葉幸成くん。
昨年ちょうど今頃、同じ組み合わせでみかんやさんでライブを行ないました。
二回目ですので、なんとかお客さんを・・・と頑張りましたが残念ながら集客はうまく行きませんでした。

ギタリストにとっては興味深い組み合わせだと思うのですが、なかなか意図はうまく伝わりませんね。
世にギタリストは山ほどいるにも関わらず・・・

先行は千葉幸成くん。
彼はブラジル音楽ショーロの弾き手です。
盛岡では彼だけでしょうし、日本全体を考えてもショーロの弾き手は数少ないと思います。
おそらく、クロスロードで流しているマヌーシュ(ジプシースウィング)の弾き手よりも少ないでしょう。
クロスロードでは何度も彼は演奏してくれていますが、やはりいつもなかなかお客さんを集められないでいました。
しかし、その技術は長けていてギタリストにとっては参考になる部分が多いと思います。
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一年前に比べて明らかに技術力は上がっていました。急激に技術力が上がることはあり得ませんが、きっと何かを掴んだのでしょうね。本人もライブ後に言っていましたが、肩の力が抜けたといった感じでした。

岡部さんは様々な奏法を身につけている人です。
興味の幅が広くいろいろな音楽を演奏して来たようです。
この日もスラップ奏法やタッピングなど、さらにはルーパーを使用しての演奏も披露してくれました。
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地元の風景を表現したオリジナルなど含めいろいろなスタイルで演奏してくれました。彼の奏法を観るだけでもギタリストには参考になることが多いと思います。

ラストは二人でのセッション。
2曲目に三拍子のジャズブルーズという難題を演奏していましたが、ちょっと消化不良気味。
まぁ、セッションというのはすべてがきちんと決まるものではないですし、その中にキラッと光るものが出てくれば大成功と言えるでしょう。

ライブ後の二人は音楽談義が途切れず深夜まで続きました。
本当に音楽が好きなもの同士はこんな風になるでしょうね。
次回はなんとかお客さんを多く集めて聴いてもらいたいと思っています。

さて、彼らが引き上げたあと久し振りのお客さんが。
このブログに何度も登場している「ビッキー」(フォーク酒場「天がえる」店主)が奥さんと二人でやってきました。
毎回大暴れして帰るのですが、この日はお客さんが他にいないということで大人しかったです(笑)
彼はお客さんがいるとどこの店のお客さんでも「楽しませてあげなくちゃ」スイッチが入るようで大騒ぎになります。

この夜はいろいろと語っていましたが最後はやっぱりこの調子でした。
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ま、実害はありませんから好きにやらせています(笑)

彼は10月に久し振りに本気ライブをやるようです。
前回は震災の前の年だったと記憶しています。
それから五年目になるんですね。
前回もそうでしたが今回も仕掛けをいろいろと用意しているようですので楽しいステージになるでしょう。
みなさん、乞うご期待!!です。

7月は27日(月)に「ロシア民族楽器楽団スコモロヒー」の公演があります。
復興支援としても位置づけられていますし、総勢25名という大所帯の楽団を聴ける機会は滅多にありませんので、是非聴きに行って欲しいと思います。
詳しくは次回。
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by ma.blues | 2015-07-02 15:46 | ライブ報告 | Comments(0)  

大江健人ライブ終了

17日(水)に行なわれたライブは「大江健人」くん。
北海道出身・札幌在住の彼は今回初めて北東北へツアーに来たそうです。
かなり期待していたミュージシャンですが、実は2、3年ほど前にYoutubeでたまたま彼を見つけて気に入っていたのです。
今回、期せずして彼の方からオファーがあり、二つ返事でライブを入れました。

オープニングにはこちらも期待の星、盛岡の湯澤ひかりさん。
まだ岩手大学の学生ですが、荒削りながら宝石の原石のような歌を歌います。
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学内の友達が数人来てくれたこともあり、いつも以上に力のこもった歌い方になっていた気がします。
その年齢とは思えない歌詞で、もっとそぎ落としていけば詩としても成立するだろうと思います。
弾き語りをするにはギター演奏はまだまだですが、もともとバンド活動が主だったそうなのでこれからでしょう。
いずれ、個人的には期待している歌い手です。
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生での大江くんはYoutubeで観たのと変わりない姿でした。
そして、歌も期待通りでぶれないスタンスが非常に好感持てました。
しっかりしたギター技術を持ち歌詞をきちんと伝えようとする歌い方。
弾き語りでもバンドでも通用する力量を持っていると感じました。
根っこのところにブルーズがあり部分的にはジプシースタイルを彷彿させる曲調のものは個人的にもっとも好むパターンで彼の音楽遍歴も窺えました。

店を埋めたお客さんたちはすべて彼の歌に魅了された様子でアンコールもかかりました。
ライブ後、お客さんたちとも気軽に話し、音楽談義のみならず彼自身の生活の話にまで及んでいました。
結局、3時近くまでいろいろと話し込みましたが、疲れた表情も見せずみんなと付き合ってくれました。

今日は北上の「カプカプ」で明日は釜石の「アップアンドダウンデイ」でライブが入っています。
お近くの方は是非、彼の歌を聴きに行って下さい。
なお、8月に行なわれる「寺山修司記念館」のイベントにも出演することが決まっています。
三沢周辺の方はこちらで彼の歌を聴く機会がありますので是非どうぞ。
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by ma.blues | 2015-06-19 12:17 | ライブ報告 | Comments(0)  

お寺でライブVol.10

7日(日)に「お寺でライブ Vol.10」がありました。
震災後から始めて四年、すでに10回目を迎えました。
これはもちろん店の企画ではありません。
学校の先生が言い出しっぺでお寺さんがそれに賛同してくれて始まったものです。
ちなみにこのお寺は浄土真宗大谷派です。
先頃、大谷派は安保法制に対して明確な反対声明を公表しています。

日本国憲法の立憲の精神を遵守する政府を願う
     「正義と悪の対立を超えて」

 私たちの教団は、先の大戦において国家体制に追従し、戦争に積極的に協力して、多くの人々を死地に送り出した歴史をもっています。その過ちを深く慙愧する教団として、このたび国会に提出された「安全保障関連法案」に対し、強く反対の意を表明いたします。そして、この日本と世界の行く末を深く案じ、憂慮されている人々の共感を結集して、あらためて「真の平和」の実現を、日本はもとより世界の人々に呼びかけたいと思います。
 私たちは、過去の幾多の戦争で言語に絶する悲惨な体験をいたしました。それは何も日本に限るものではなく、世界中の人々に共通する悲惨な体験であります。そして誰もが、戦争の悲惨さと愚かさを学んでいるはずであります。けれども戦後70年間、この世界から国々の対立や戦火は消えることはありません。
 このような対立を生む根源は、すべて国家間の相互理解の欠如と、相手国への非難を正当化して正義を立てる、人間という存在の自我の問題であります。自らを正義とし、他を悪とする。これによって自らを苦しめ、他を苦しめ、互いに苦しめ合っているのが人間の悲しき有様ではないでしょうか。仏の真実の智慧に照らされるとき、そこに顕(あき)らかにされる私ども人間の愚かな姿は、まことに慙愧に堪えないと言うほかありません。
 今般、このような愚かな戦争行為を再び可能とする憲法解釈や新しい立法が、「積極的平和主義」の言辞の下に、何ら躊躇もなく進められようとしています。
 そこで私は、いま、あらためて全ての方々に問いたいと思います。

 「私たちはこの事態を黙視していてよいのでしょうか」、
 「過去幾多の戦火で犠牲になられた幾千万の人々の深い悲しみと非戦平和の願いを踏みにじる愚行を繰り返してもよいのでしょうか」と。

 私は、仏の智慧に聞く真宗仏教者として、その人々の深い悲しみと大いなる願いの中から生み出された日本国憲法の立憲の精神を蹂躙する行為を、絶対に認めるわけにはまいりません。これまで平和憲法の精神を貫いてきた日本の代表者には、国、人種、民族、文化、宗教などの差異を超えて、人と人が水平に出あい、互いに尊重しあえる「真の平和」を、武力に頼るのではなく、積極的な対話によって実現することを世界の人々に強く提唱されるよう、求めます。

2015年5月21日
                 真宗大谷派(東本願寺)宗務総長 里 雄 康 意 


この動きに賛同する他の宗派もありますが、これほど切迫感、危機感を持った文章の中に大谷派が寄って立つところを感じます。
(誤解を生じないように記しておきますが、自身はどの宗派にも属さない無宗教です)
お寺ライブを行なっている専立寺はかねてより様々な問題の学習会や寺子屋などを開催していますし、原発存続に対しても異議を唱えています。

震災を機に始まったこのライブは毎回冒頭の住職と「ちいさな野菜畑」の小島さんとの対談から進んでいきます。
時折々の問題や話題についての対談ですが、それがこのライブ本来の意味になると思います。
歌で直接的な表現は出てきませんが、それぞれの出演者が対談の中身を受け止めていることは事実です。

通常は4グループの出演ですが今回は10回目ということで5グループの出演となりました。
トップは三浦輝夫さん。今回はベーシストを加えての出演。
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フォーク、歌謡曲、演歌と幅広いレパートリーを持ち、毎回違ったメニューで演奏してくれています。
ウッドベースが登場したのは今回初めてですが、やはり生の音はいい雰囲気を作り出していました。

二番手は前回初ライブを果たしたK&Kの二人。
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前回はギターをマイク録りでしたが今回はエレアコにしての演奏。音的には前回の方が自然さがあってよかった気がします。コーラスは前回同様にきれいに決まっていました。

三番手は企画者である佐藤さん。前回は僕もギターで参加しましたが今回はベースの松平さんとのコンビ。
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いつも通り、という言い方がよいかどうか分かりませんが安定した演奏と歌です。生徒たちとの付き合いの中で生まれた曲などもあり彼の優しさが窺えるレパートリーです。

次は「じゃんご」
「じゃんご」とはこちらの地方の方言で「田舎者」という意味です。
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この二人、親子なのですがお互いの音楽性を理解した上での演奏になっているのはすごいと思います。彼らとはもう五年ほどの付き合いになりますが、ライブをするごとに進化しているのを感じます。

ラストはクロスロードオールスターズfeat.まるちゃん。
画像が準備出来ませんでしたが、まるちゃんは初ライブでした。
バンドで歌うのも初めてということでかなり緊張していて声も出なかったのですが、雰囲気的にはいい感じになったかと。

三時間を超えるイベントの最後は全員でのセッション。
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こんな感じでのライブでした。バンド形式だとちょっとやりづらい感もありますが絵的にはなかなかいい雰囲気ですね。

この企画、いつまで続くか分かりませんが出来れば1グループは新たな人材を入れたいと思っています。
趣旨に賛同し出演したいというグループがいましたら是非ご連絡下さい。

世の中、決してよい方向へ向かっているとは言えません。
きな臭い話や生臭い話があちこちから聞こえてきます。
どこかで歯止めをかけなければどこまでもずるずると行ってしまう。
そんな気がしています。
私たちがやっている企画などで変えられるわけではないかもしれませんが、立ち止まって考えることも必要だと思います。
そして、誤った方向へ向かっているものを軌道修正しなければならないと感じています。
多くの方がこうした企画へ参加してくれることを願っています。
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by ma.blues | 2015-06-13 14:17 | ライブ報告 | Comments(0)  

「楽しくったっていいんじゃない?」ライブ終了

27日(水)には小泉優美と絵美夏という女性二人が共演するライブがありました。
クロスロードとしては初のパターンでした。
あいにくの雨模様でしたが満席のお客さんで店内は出演者が移動するのも大変な状態になりました。
本当に有難うございました。

トップは初めてライブ出演するというギターインストのタエさん。一関出身です。
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緊張で心臓バクバクだったようです。数曲弾いたあとでどうにも弾けなくなってしまいましたが初めての時はそんなものです。何度かライブをやっても緊張でうまく行かない時もあります。
次のライブの時には頑張りましょう。
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いつもは「ヴァイオリンシンガー」として活動している絵美夏さん。この日は南米の竪琴アルパを演奏していました。
透き通ったアルパの音色は楽器の名前を知らなかった人でも聞き覚えのあるものだったと思います。
彼女は最近、このアルパでの出演が多いようです。以前よりフォルクローレ系の音楽を好んでいましたので必然の結果なのかもしれません。
途中からはギターが加わりリズミックな曲も演奏していました。
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花巻で「田舎Labo」を運営しているごんさん。キーボード奏者としてよくライブに出演していますが、今回はピアニカとスマホを利用しての演奏。スマホには演奏用アプリがいろいろと用意されているようで名前を聞き忘れましたが録音した音をリピートするアプリを利用しての演奏でした。
ラストでは「スペイン」を演奏するなど技術の確かさも披露していました。
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「盛岡のダイナマイトシンガー」と紹介しましたが本人が言っているわけではありませんのであしからず。
彼女にしては珍しく緊張していたようでいつもより声の伸びがなかったですねぇ。狭い店ですので遠慮して歌ったのかも。
いわゆる歌謡曲っぽい曲が多かったですが、個人的にはもっとロック的あるいはソウルっぽい曲をやって欲しかったです。
声量は十分にあると思いますので、それを生かした曲を選んで欲しいなって思います。
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最後は出演者たちによるセッション。ごんさんは客席の中に入り込んでピアニカ。狭い店内でポジションをうまくとって演奏してくれました。

タイトル通り、楽しいライブになったと思います。
それぞれの演奏者がお客さんたちを盛り上げてくれて一体感も生まれたと思います。
こうしたライブが出来ることは本当にうれしいです。
来月はお寺で二回、店で二回のライブが予定されています。
それぞれのライブが盛り上がることを願っています。
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by ma.blues | 2015-05-29 14:58 | ライブ報告 | Comments(0)