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旅するアコーディオン奏者 田ノ岡三郎さんのHP紹介

先日、東京へ行った際に古館由佳子さんとともにお会いしたアコーディオン奏者田ノ岡三郎さんのHPを右メニューにリンクさせました。
旅をするのが何より好きで様々なジャンルの演奏家とコラボを続けている田ノ岡さんです。
僕がいろいろ説明するよりまずはHPをご覧になって下さい。
最新のCDは古館さん曰く「癒し系〜♡」ということでした。
僕の感想は・・・・・こんなに楽しく楽器を操れたらいいなぁ・・・・・
弾けないギタリストの感想でした(笑)

画像は東京の練習スタジオでのお二人です。

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by ma.blues | 2010-03-28 20:29 | リンク関連 | Comments(0)  

4月のライブスケジュール

来月のライブスケジュールをお知らせします。
来月は3回のライブを予定しています。

4月10日(土) pm8:30~
ハウスバンドのライブ、Gypsy Swing Nightです。
出演:Hot club of MORIOKA

4月17日(土) pm7:30~
叙情派シンガー、ジャッキー皆川さんのライブ。
ベースであべちゃんが加わります。
出演:ジャッキー皆川とあべちゃん

4月24日(土) pm8:00~
Misiaやオレンジ・ペコなどにインスパイアされた
バラード系が得意な男女のデュオ。
出演:MIMI☆TATA

いずれもチャージ1500円(ドリンクすべて500円)
お誘い合わせの上、ご来店下さい。

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by ma.blues | 2010-03-26 21:15 | ライブスケジュール | Comments(0)  

新たな音源、YouTubeにアップ

ハウスバンド(Hot club of MORIOKA)の新しい音源をYouTubeにアップしました。
3月20日に店で行った際の音源です。
曲は「シーク・オブ・アラビー(アラビアの酋長さん)」
ずいぶん昔に何かの映画で使われた曲だったと思います。
ジャンゴ・ラインハルトも演奏しています。
ちょっと、照明が弱くて暗い映像ですがご覧になって下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=ZOAckXgLUGo
右のメニュー(ハウスバンド音源)にも加えました。
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by ma.blues | 2010-03-25 17:56 | Hot club関連 | Comments(0)  

東京へ行ってました

連休をお休みして東京へ行って来ました。
5月の一周年記念に来ていただくバイオリニスト古館由佳子さんにお会いして打ち合わせをするためです。
ちょうど、ライブのための練習でスタジオに入っているとのことでお邪魔しました。
スタジオには彼女の他にアコーディオンを弾く田ノ岡三郎さんがいました。
簡単にご挨拶をしたあと、彼らの練習を見学。
 
まぁ、すごいの一言でした(笑)
速弾きのすごさもありますが音量がすごい。
スタジオですからかなり音は吸収されているはずですが半端でない音でした。
これを僕の店でやったとしたら・・・・・想像するだけでも恐ろしい世界です(笑)
現実にはまだ店でやるかどうかは決定していませんが、きっと他の会場でやった方がいいでしょうねぇ・・・・・

古館さんのバイオリンを生で聴くのは初めてでしたが
正直、僕が今まで聴いたバイオリンの音とは明らかに違っていました。
クラシックの弾き方とはもちろん違いますが、がしっと(表現が合っているのかどうか・・・)出て来る音は本当に今まで聴いたことのない音でした。
むろん、ビデオなどでジプシーバイオリンを観たり聴いたりしたことはありますが
生で聴くとそれらとは異次元の世界になりますね。
ああ・・・・・やっぱり音を言葉で表現するのは難しいです。

田ノ岡さんのアコーディオンも超絶でした。
そのスピード感と正確な音の取り方はプロであるからこそなのでしょう。
初めは彼と二人でこちらへ来ていただくことを検討していたのですが
残念ながら彼のスケジュールが合わなくて(8日当日まで東北にいるのですが)他の奏者を捜すことになりました。

練習が終わり、古館さんと食事を採りながら歓談しました。
ずいぶんと遅くまでお付き合いして下さり本当に感謝しています。
実は彼女は先週末まで2週間ほどコンサートに出演するためハンガリーへ行っていました。
初めは小規模なコンサートの予定だったようですが彼女のお師匠さんが本気になってコンサートの仕込みをしたため、最終的には大規模なホールを借りてダンサーなども出演する最近ではなかった規模のコンサートになったそうです。
集まったお客さんは400人。
テレビの取材も当初は一局だけだったのが四局も来ていたそうです。

彼女のテレビ取材の様子は以下のURLで観ることが出来ます。
(ただし、ウインドウズでないと観れないようです)
http://www.dunatv.hu/musor/videotar?vid=615458

もう何度もハンガリーへ行き、様々な見聞を広げている彼女から聞く話はとても興味のあるものでした。
以前、お店でお会いした時にも話されていたことですが
ジプシーたちが差別されている構造は今なお現実的にはまったく変わっておらず
彼女のお師匠さんのようにかなり上流の部類に入る地位の人たちでさえも時には差別されるそうです。
その一つの逸話としてお師匠さんとその家族とともにあるレストランへ入ったところ
店内の視線がまるで突き刺さるように注がれたそうです。

ジプシーは北インドから流れて来たとされているように黒髪に黒い瞳。
むろん、彼女も同様の風貌です。
周りのハンガリー人にとっては「異人種」なわけです。
しかも、その店はいわゆる上流の集う店だったそうでアメリカで白人専用レストランへ黒人が入って来たのと同じ状態になったのでしょう。
ロシア民謡とされている「黒い瞳」という曲はつまりはジプシーそのもののことなのです。

しかし、コンサートは大成功に終わり観客たちのスタンディング・オベーションで幕を閉じたそうです。
そして、60代を超えた女性たちが口々に「近くにジプシーバーはないのか?これから踊りに行こう!」などと話していてその興奮度はかなりのものだったようです。
残念ながらそのあたりにはジプシーバーなど存在しなかったのだそうで彼女たちはそれからどうしたんでしょうね?(笑)
このコンサートの成功はハンガリー国内で話題となりジプシーバイオリンの存在を新たにさせた様子でその後、更なるコンサートの企画なども浮上して来ているようです。
日本人である彼女がハンガリー人たちを、そしてジプシーたちを突き動かしたなんてすごすぎますよね。

日本国内ではジプシーバイオリンの認知度は低いですし、日本でも古くはジプシーという言葉もよい意味に使われていませんでした。
僕の店で演奏されるジプシースウィング(マヌーシュスウィング)にしても決してメジャーな音楽ではありません。
しかし、彼らの音楽には何故か日本人の心に訴えかけて来るものがあるように思います。
それは遠い先祖をアジア人に持つジプシーの血のせいなのか、定かではありませんがどこか郷愁を誘う旋律が含まれていることは事実です。
メジャーになることがよいこととは僕も考えてはいませんが知られていない音楽、聴いていてもよく知らない音楽、そんなジプシー音楽とブルーズにはまりまくって生きている感じです。
少しでも知ってくれる人が増えてくれたら、その音楽を楽しんでくれる人が少しでも増えてくれたらと願っています。

田ノ岡さんの代わりのアコーディオン奏者は古館さんが探して下さり女性の奏者が同行していただけることになりました。

彼女との話はまったく尽きることなく続き、大変長い時間をお付き合いしていただきました。
僕はその夜の夜行バスで盛岡へ帰る予定でしたので彼女と別れて久し振りの新宿でかつて飲み歩いていた場所へ足を運びました。
かつては「しょんべん横町」(現在は「思い出横町」)と呼ばれた小さな飲み屋が建ち並ぶ西口の一角でとある店に入りました。
70代とおぼしき姉妹の経営するその店は20年ほど前に始めたとのことですから、僕が飲み歩いていた時代には存在しなかった店です。
しかし、おそらく代替わりをしてのことでしょうから店自体はあったのだと思います。
店に最後までいらしたお客さんも交えて昔話に話が咲き店の終了時間をオーバーさせてしまいました。


[余談]
彼女と会う前日に東京入りしていたのですが、その日は旧知の友人と飲み歩きました。
そして、最後に入った店は新宿ゴールデン街のとあるお店。


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こんなマッチを作るオーナーはまだ若い(僕よりずっとという意味で)男性でした。
「裏窓」とは先般亡くなられた浅川マキの代表曲の一つです。
そんな話をしているとその店に置いてあるピアノはなんとマキさん本人のものであると言う。
カウンターが五席、小さなテーブルに二席ほどの本当に小さなお店の中にアップライトピアノがひっそりと鎮座しているのです。
ついつい、杯も重なり彼とさらに話を進めて行くとなんと彼は盛岡市出身であることが判明。
こんな偶然ってあるんですね。
おまけに彼が知っている盛岡の人間の中に僕の店のお客さんの名前が・・・・・
ついでに言えば、僕が東京に住んでいた時代に知人関係だった人間たちも知っていると。
その頃、周りにいたミュージシャンの名前も出て来て本当に驚きました。
「類は友を呼ぶ」そんな言葉を思い出しましたが不思議な夜を過ごしました。

下の画像はそのオーナーですが盛岡には知り合いも多いとのことで顔をはっきり出さない約束でブログ掲載をオーケーしてもらいました。
でも、知っている人はすぐ分かっちゃうかな?
名前は伏せておきます(笑)

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by ma.blues | 2010-03-23 21:21 | その他 | Comments(0)  

テレビ効果? 初めてのお客さんばかり・・・

昨夜のライブはテレビでお店が紹介されてから初めてのハウスバンドのライブでした。
テレビ効果なのでしょうか?
お客さんは全員、初めてライブに来た方達ばかりでした。
昨夜は気温も高く店内はストーブがいらないくらいでした。
(実際、メンバーが集まった時点でストーブは消したのですが)

店内をほぼ埋め尽くした初めてのお客さんたちにビビったのかバンドの演奏は若干ぎくしゃくとした感じでした。
数曲を終わる頃に多少戻りましたがそれでもちょっとおかしい・・・・・
今回は初めての試みで前後半6曲ずつ二部に分けてのライブでした。
もう少しボリュームを欲しいところでしたが今のバンドの実力では精一杯かも。

かなり、しーんとした店内でMCを務める斉藤純くんが
「がやがや、お話をしていただいてけっこうなんですよ」と呼びかけるシーンも。
それでも、二部を終わったところで遠慮がちにお客さんから
「アンコールはダメなんですか?」との声がかかりました。
あとでメンバーが言うにはよく分からない音楽でひいているのか?と思ったそうです。
アンコールがかかってメンバーの顔にやっと笑顔が(笑)

皆さんがどんな感想を持ったのだろうと思いましたが、
帰る前に皆さんから口々に「よかった」「すごかった」と言ってもらえてホッとしました。

これはリーダーが外へ煙草を吸いに行った時、帰るところのお客さんと話したことで分かったのですが
ご夫婦で来られたお客さんでしたが、なんと高知からの観光客でした。
ご主人はジャンゴ・ラインハルトが大好きで家ではよく聴いているとのこと。
たまたま訪れた盛岡で、この桜山へふらっと立ち寄ったのも不思議ですが
看板を見つけて「ジャンゴの店」と直感して入って来られたのだそうです。

彼ら曰く、「生でこんな演奏をしているなんて驚いた」とのことです。
関西にはマヌーシュのお店もありますのでさほど珍しくはないと思いますが
ご存知ではないそうで盛岡でマヌーシュの演奏を観れたことに感動されていたらしいです。
こちらにとっては逆にふらっと立ち寄ってくれたことに感動感謝です。
ここは本当に不思議なことが起こる店です。
これも「CROSSROAD」?

あらかたのお客さんが帰られたあと、2枚目の画像の青年がギターを弾いていました。
斉藤くんの知り合いとのことで少し話をさせてもらいましたが、
ヨーロッパのフォーク系のギターを弾くとのことで少し弾いてもらったのですが
非常に綺麗な音色で思わず耳を傾けたくなる曲を披露してくれました。
彼は謙遜で「いや〜、このギターがいいからですよ」と言っていましたがそんなことはありません。
彼にはいずれ一度、この店でソロでやってもらうことを約束してもらいました。
こうした出会いが生まれると僕は本当に嬉しいです。

それにしても、いつもの常連さんが一人もいなかったのはちょっと怖い気が・・・・・
店もバンドもまだまだ進化して行きますので、これからもよろしくお願いしますね。


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by ma.blues | 2010-03-21 01:41 | ライブ報告 | Comments(0)  

blues.the-butcher-590213盛岡ライブ〜あのホトケのバンド〜

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伝説のブルーズバンド、ウエストロード・ブルーズバンドを結成した永井”ホトケ”隆が新しく組んだバンド。
メンバーは永井隆(ボーカル、ギター)沼澤尚(ドラム)中條卓(ベース)KOTEZ(ハープ&ボーカル)の典型的なブルーズバンド。東北ツアーの一環です。

4月6日(火)
open18:30 start19:30
ticket 前売り¥4000 当日¥4500
場所:Ayano's Bar
盛岡市菜園2-6三栄ビルB1F
019-622-5110
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by ma.blues | 2010-03-19 17:37 | Comments(0)  

ライブ報告の訂正

先日のライブ報告の中で勘違いしていた部分もあり訂正いたします。

ONNYKが使用する楽器ですがテナー、アルト、ソプラノサックスではなくバリトン、アルト、ソプラノでした。
テナーも使用していた時期があったそうですが現在は使用していないとのことでした。
また、フルートに付けていたマウスピースもアルトに付けているのと同様にテナーのマウスピースでした。

マウスピースを外しての演奏の件で肺活量の必要性を書きましたが本人によれば

「私は実は肺活量がありません。もっとあればいいなあと思います。あるように見えるかもしれませんが、ただ肥満しているだけです。同じ背の高さの女性くらいしかありません。
また確かに肺活量はあったほうがいいのですが、(リードの無い)ブラス系楽器に比べれば、それは決して重要ではありません。要は肺の使い方、息の出し方、そして噛み方(アンブシュア)が大事です。
民俗音楽ではよくみられますし、友人でもできる人はいますが、ノンブレスまたはサーキュラーブリージング(循環呼吸)奏法というのがあり、息継ぎなしで演奏する奏法があります。民俗楽器ではイスラム系のリード楽器では多いし、オーストラリア原住民のアボリジニは原始的管楽器ディジュリドゥでやります。」

とのことです。

以上、2点について訂正いたします。
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by ma.blues | 2010-03-17 01:04 | ライブ報告 | Comments(0)  

日本音楽学会東北・北海道支部例会

日本音楽学会東北・北海道支部 2009年度第2回支部例会が行われます。
会員に限らず、どなたも参加出来ますので興味のある方は是非。
先日のライブを行ったONNYKが「話題提供者」として登場いたします。


*場所:岩手大学教育学部3号館4階401室(演奏講義室)

[交通アクセス]:http://www.iwate-u.ac.jp/campusannai/index.shtml

*司会:木村 直弘(岩手大学教育学部)


< 講 演 >

*日時:2010年3月27日(土)14時30分

・テーマ「民俗音楽から見たいくつもの岩手」

・講演者:佐々木 正太郎

(民俗音楽研究者、元・岩手大学教育学部非常勤講師/非会員)

 佐々木氏は、岩手の民俗音楽の「生き字引」的存在です。



<ラウンド・テーブル>

・テーマ:「経験としての声、対象としての声」

・話題提供者:金野 吉晃 a.k.a. onnyk(即興演奏家/非会員)

*日時:2010年3月27日(土)15時45分〜17時

*場所:岩手大学教育学部3号館4階401室(演奏講義室)



「経験としての声、対象としての声」レジュメ

長年、あらゆる音響現象に興味をもってきましたが、やはり一番の驚異は「人間の声」です。「声」は生理的、心理的、社会的、哲学的、音響学的等々あらゆる側面から語る事のできる対象です。

もちろん音楽においても「声」は重要です。音楽の起源が声楽なのか器楽なのかという議論もかつてありました。いずれにせよ、声楽は「楽器のごとくコントロールできること」を目指し、器楽は「声のように自在であること」を目指すという補完的な意識があるといえそうです。

多くの音楽は「声」ぬきで考える事が難しいように思われます。いかにも器楽のみで成立しているような領域、様式でも、その起源を探れば「歌(言葉)、踊り(身振り)、伴奏(儀式的音響)」の三つが同時にあり、そこからそれぞれが分化して来たようです。多くの形式についている名は、かつてダンスのステップを称していたものであり、その動きには当然「声」が伴っていたでしょう。そして大衆音楽においての「声」は、それを担う人々の故郷の言葉であったと思います。つまり彼らは様々な理由から移民、流民となった人々だったのです。

もっとも20世紀中葉から発達したジャンルのなかには、こうした性質をもたないものもあります。それら新しい大衆音楽の故郷はマスメディアの中にあります。そしてマスメディアは、電子テクノロジーの発達とともに、人間に新しい土地をもたらしました。それをヴァーチャルな世界と言ってもいいと思います。

最も初期の民生的電子テクノロジーは録音です。エジソンは蓄音機が音楽のために用いられるとは考えていませんでした。彼は録音技術について、「声」の記録方法、媒体としての意義を第一としていたのです。

「声」は録音という技術の誕生で再発見された対象ではないでしょうか。

ここで重要なのは「声」が決して特別なものではなく、「あらゆる音響」現象のうちの一例でしかないという認識が生まれたことだと思います。「声」は、楽器が発生する楽音、生活のなかで聞こえる雑音、通常の会話、娯楽としての話芸、動物の鳴き声、自然現象の音と同じく録音可能であり、一旦データとなれば全く差がないという意味です。もし、こう言ってよければ、それは「声から言霊という神秘、人格という存在が切除」された事態ではないでしょうか。

多種多様な「声」は録音されることで、分析されてきました。そしてまた記録されたことによって、常に変化し続けてきた「声」たちは固定されてしまったのです。

「声」が記録可能になると、当然のことながら歌、音楽が変って行きました。また音楽産業が発達し、歌、楽曲のみならず演奏そのものが商品となりました。

一瞬のきらめきを真骨頂とする即興演奏もまた録音という方法で固定されてきました。当初、それはパッションに支えられた器楽が主でしたが、次第に電子音の使用が増えるにつれ、新たな次元が生まれました。それはサンプリング技法の一般化です。

サンプリングによって、通常聞こえる経験と最も異なる印象をうけるのは「声」です。サンプリングは、ある意味「声」を楽器、楽音として扱うには最も容易、安易な方法です。それは「特に訓練された声」でなくても「楽音の一種」として<保存・変形・伝達・編集>を可能にするからです。

また一方で、世界各地の「声」が採取され、紹介されてきました。有名になった例として、モンゴルの「ホーミー」(トゥバでは「フーメイ」)、ブルガリアのクテフが指導して「ブルガリアン・ヴォイス」として有名になった女性合唱、観光名所バリ島の男性合唱劇「ケチャ」、ピグミー族の裏声による不思議な合唱、スーフィ教徒の一派が歌う「カッワーリー」の名手ヌスラット(故人)等々。これらの音楽も、CMに使われたりして、もはや稀なものではなくなっています。


しかし、思うに、最初にして最後の謎、それは「自分の声」ではないでしょうか。もし貴方がいろいろな意味で「声」を使う専門家であるとしても、「自分の声」に出会うことは本当に可能でしょうか?

予定音源

リーゼ・ウィリアムス「ソナンス・プロジェクト」、ピエール・アンリ「ため息とドアのための」ピエール・シュフェール 初期ミュジック・コンクレ、リゲティ「ルクス・アエテルナ」、スティーヴ・ライヒ「イッツゴナ・レイン」、アルヴィン・ルシエ「アイム・シッティング・イン・ア・ルーム」、ボブ・オスタータグ「スーナー・オア・レイター」、ポール・ランスキー「アイドル・チャッター」、ラウール・ハウスマン 音声詩より、ジョアン・ラ.バーバラ 曲目未定、デメトリオ・ストラトス「カンタレ・ラ・ヴォーチェ」より曲目未定、コーネリアス・カーデュー「グレート・ラーニング」より、アイヌ「ユーカラ」ほか、イヌイット「カジャクジャクトク」、ナヴァホ「ナイト・チャント」、ピグミーの合唱、東北民謡「なにゃどやら」
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by ma.blues | 2010-03-16 20:25 | Comments(0)  

外は吹雪でも店内はホットに

昨夜(13日)は盛岡アバンギャルド界の怪人ONNYKのライブでした。
怪人と書きましたが見た目はまぁ画像の通りです。
性格が怪人とか言動がおかしいというわけではないので誤解ないように。

アバンギャルドは「前衛芸術」と解釈されますが美術や演劇・舞踏などで用いられることが多いです。
もともとはフランス語(avant-garde)であって英語では(advance guard)となり
いずれも軍事用語「前衛部隊」の意味でそこから援用されたものです。
つまり「古い体制や様式などに対し攻撃をする先頭に立つ」といった意味に捉えられると思います。
日本では1960年代から1970年代初期まで様々な形で現れて一定の評価をされて来ました。
赤瀬川源平なども参加したネオ・ダダイズム・オルガナイザーズは美術・彫刻などの世界で、
名古屋で結成されたゼロ次元は「人間の行為を0に導く」といったコンセプトで全裸パフォーマンスアートを展開。
土方巽を中心とした暗黒舞踏は日本古来の伝統と前衛を混合させた踊りを。

これらの他にも多くのアーティストが登場して来ましたが多くは1970年代初頭に解散もしくは雲中霧散していきました。
そして、様々な形で再登場しているグループもあります。

音楽については帝政ロシア末期に起こったロシア・アバンギャルド(音楽に留まらずあらゆるアートにおいて展開された)が有名ですが、その後、ジャズ界においては前衛ジャズとかフリー・ジャズといった呼ばれ方で登場します。
日本でもそれらを引き継いだ(あるいは同時期的に)登場したミュージシャンも多く存在しています。
それはジャズ界に留まらず様々な音楽の形で展開されました。
特に1970年代後期には非常に多くのグループが存在しました。
それらの多くも1980年代にはその存在感を失っています。

ONNYKの音楽がそれらのどこに位置するのかは分かりません。
おそらく、本人にもそれは分からないでしょうし分かる必要もないかもしれません。
日本ではとかく、ジャンル分けをすることが多くどこに属するかによって評価が違うといった
不可思議な状態が起こることも多いのが現実です。
音楽をジャンル分けすること自体おかしな話なのですが、便宜上致し方ない部分があることも認めなければならないでしょう。
が、それをもって評価が変わるのはいかがなものでしょうか?
個人が気に入っている音楽を差別、非難することはその個人をも否定することに繋がるでしょう。
音楽を評価することと個人の趣味趣向を評価することとは違うのです。

前置きが長くなりました。
ONNYKのライブは当店初のサックスなど管楽器によるライブでした。
事前に音出し確認をして外に音が漏れることは分かっていましたが
許容範囲としてこのライブを入れていました。
それでも、狭い店内でどのような音がはじき出されるのか不安半分でしたが
実際にその音を聴いた時にはそんな不安は吹き飛びました。
かつて、フリージャズを聴いた時に感覚的に受け入れられない自分がいましたから
彼の音を受け入れられるかどうかにも不安はありました。
しかし、実際に目の前で彼の演奏を観ているとその息づかいが聴こえて来て
それだけでも引き込まれる感がありました。
そして、指でキーを押さえる音がなぜかパーカッションの音のように聴こえて来て
不思議な気分になりました。

彼はテナー、アルト、ソプラノと三本のサックスを吹き分けますが
今回はアルトとソプラノの二本を持って来ました。
と思ったら、もう一本奇妙な楽器が・・・・・
なんとフルートにサックスのマウスピースを付けたものです。
この三本での演奏でしたが個人的にはソプラノの演奏が一番よかった気が。

彼の演奏を言葉で説明するのは困難です。
と言うより、毎回ライブの報告を書いていて思うのですが
音楽を言葉で表現するのは困難ですし、あまり意味のないことかと思います。
ただ、今回はその楽器の使い方について書いておきたいと思います。

アルトサックスは本体にテナーのマウスピースを付けています。
それで何がどう変わるのか聞くのを忘れてしまいましたがフルートにマウスピースを付けたりといったことも含めて通常とは違った形での演奏を常に意識しているのでしょう。
また、マウスピースを外して吹いたりもしましたが、これは相当の肺活量が必要だと思います。
彼の体格だから出来るのかも。

お客さんは以前にも彼の演奏を聴いた方が多く熱心に聴いていました。
鬼気迫る、といった感じではありませんが彼の演奏に対する真摯な態度は
店内を埋めたお客さんたちの心に届いていたことは確かでしょう。
これは個人的な感想ですが、彼のフレーズはどこか「日本的」に聴こえました。
演奏後にそんな話を彼としたのですが彼曰く、
「以前はそんなことはなかった。今日は途中でそのことに気づいて何とか変えようと思ったけど・・・」
ということでした。
本人もやはりそのことに気づいていたんです。
彼は民謡にも興味を持って調べていたりしていますから
そこから何かインスパイアされているのかもしれません。

初の管楽器登場でしたがアクシデントもなく終了出来ました。
外は吹雪になっていましたが店内は非常にホットな演奏で満たされました。
今回、彼の演奏を聴く機会を持てなかった方、一度是非聴いてみて下さい。
アバンギャルド音楽を言葉で捉えようとすると分かりにくい・理解出来ないといったことになりますが、要するに音楽ですからまず聴くことが必要でしょう。
そして、彼のように真摯にその音楽を追究している人間たちが存在していることを理解して欲しいと思います。



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by ma.blues | 2010-03-14 15:22 | ライブ報告 | Comments(0)  

ドカ雪が・・・・・

昨夜はこの冬一番の降雪でした。
画像は店の帰り道の通りです。
このあとも明け方近くまで降り続いていて
途中で足が埋もれて歩けなくなる状態になってました。
湿った雪ですから歩きにくいことこの上もありません。
電線に雪が積もっている景色は久し振りに見た気がします。

家は中心部からちょっと離れた山に近い場所ですので玄関前は30センチほどの積雪。
家に着いたら長靴に履き替えて雪かきをしてました。
その頃にはすでに雨に変わりつつあったのですが。
このまま冷えたらたまらんと思ってましたがさほど冷えることなく
今朝は太陽が出る陽気であっという間に雪は溶けてしまいました。
除雪された道路は昨夜の降雪が嘘のように跡形もありませんでした。

太陽の力はすごいものですね。
これが1月2月の寒い時期であれば除雪しても残った雪がかちかちに凍って大変でした。
こんなことが起こると春が近づいていると感じます。
でも、来週はまた冷え込むらしい・・・・・
いつになったら渓流釣りへ行けることやら。

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by ma.blues | 2010-03-05 19:43 | その他 | Comments(2)