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ジプシーヴァイオリンの夕べ・・・・・三周年記念企画

去る5月8日でクロスロードも三年が過ぎました。
よくまぁ、ここまで保ったものだと思います。
ご来店されたお客様、何くれとなく助けて下さる皆様方のおかげだと思っています。
本当に有り難うございます。

当初は5月に三周年の企画を考えていましたが、諸事情で延び延びになってしまいました。
やっと、期日・場所ともに決定しましたのでお知らせします。
例年のごとく、日本とハンガリーを行き来し活躍しているジプシーヴァイオリニスト古館由佳子さんをお迎えして行ないます。
彼女は昨年の大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県宮古市鍬ヶ崎地区の出身です。
今回は一部でブラジル音楽ショーロを千葉幸成くんにお願いしています。

多くの方にお聴かせしたい音楽です。是非ご来場下さい。
なお、ご予約をお願いいたします

2012年7月28日(土)
「ジプシーヴァイオリンの夕べ -陽はまた昇る-」
開場 pm4:30
開演 pm5:30
会費:5500円(当日500円プラス) 
料理・飲み物付き
出演
一部:ブラジル音楽ショーロの演奏
        千葉幸成(ギター)
        (古館さんも数曲参加します)
二部:ジプシーヴァイオリンの夕べ
        古館由佳子(ヴァイオリン)
        オラン(アコーディオン)
会場:岩手教育会館2F第一会議室
主催:Live Bar CROSSROAD
        盛岡市内丸5-9 2F
Tel:019-681-1098(pm7:00以降 月曜定休)
協力:ワインバー・アッカトーネ


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by ma.blues | 2012-05-31 19:58 | ライブスケジュール | Comments(0)  

日本の良心、逝く・・・・・映画監督新藤兼人死去

映画監督、新藤兼人が亡くなった。
戦後、一貫して反戦を貫き、遺作となった「一枚のハガキ」も自身の戦争体験を題材としたものだった。
「いかなる戦争にも反対する」
それが彼の信念だった。
また、反核も強く訴えて来た。
「原爆の子」は戦後間もなく製作が始められたため、被爆者には非難する人間が多かった。
後に結婚する音羽信子とともに一戸一戸訪ねて回り理解を得て製作され、結果、各国の映画祭でグランプリや名誉賞を受賞した。
他にも、アメリカの水爆実験が行われたビキニ環礁で被爆した日本漁船を扱った「第五福竜丸」などがある。

そして、北海道の番外地に生まれ劣悪な環境で育った永山則夫が起こした「連続ピストル射殺事件」を扱った「裸の19歳」や家庭内暴力を扱った「「絞殺」など人間の根源に迫る作品も多い。

さらに「裸の島」では制作費550万円、キャスト2名スタッフ11名で瀬戸内でのオールロケ、製作期間わずか1ヶ月という、それまででは考えられない方法で作り上げた。
これは大会社の資本を頼りにしなくても映画を制作出来る可能性を示したもので、会社の制限を離れての自由な映画製作を証明したものだった。
脚本家としても大変有能な人物で川島雄三、鈴木清順、神山征二郎らに提供した脚本は特に評価が高い。

先般亡くなった林光の葬儀には周囲が押し止めるのを振り切って参列し、
「ぼくは引退宣言したけど、それを撤回してもう一本作ろうと思っていたのだが・・・
音楽をやる人がいなくなったのは困ったなぁ。光くん、まだ若いのになぁ・・・」
そう話していたという。

「もう一本撮ろう」と思ったきっかけはおそらく昨年の大震災、そして福島第一原発事故であろう。
彼があの震災をどう捉えたのか、また原発事故に対してどのような視点から思考したか。
それらを知ることはもう出来ない。
一人の表現者として、決して妥協することなく映画製作を続けて来た新藤兼人。
彼の遺志を継ぐなどとはとても言える人間ではないが少しでも近づいて行きたい。

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by ma.blues | 2012-05-31 18:05 | その他 | Comments(0)  

フロムソウル、ケニー菅沼、小林ゆうこ、皆さんの動画をアップしました

フロムソウル
Belca(ベルカ)
盛岡オン・マイ・マインド
なお、「盛岡オン・マイ・マインド」はタイトルのない曲でYouTubeへアップする必要上、僕が勝手にタイトルを付けています。あしからず。

ケニー菅沼
Fly Me To The Moon
Summertime

小林ゆうこ
All Of Me

全体に映像が暗くて申し訳ありません。
照明の関係でこれ以上の明るさにならないのです。

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by ma.blues | 2012-05-30 18:03 | ライブ報告 | Comments(0)  

6月のライブスケジュール

ギリギリになっちゃいましたねぇ・・・・・
来月のライブは一本です。
他にはライブではなく、ミニシンポジュウムが入ります。
7月に5月に出来なかった三周年の企画を入れておりまして来月はちょっと楽をさせていただきます。
申し訳ない。

6月10日(日)  pm7:00〜
「セッションナイト」
ジャンル問わず、何でもオーケーです。
みんなで楽しみましょう!
チャージ1500円(ドリンク別500円)

6月17日(日)  pm7:30〜
「ミニシンポ 震災後、表現者はどう行動するか?」
話し手:鎌田大介、ONNYK

昨年の大震災を経験して人々の心に変化が起きていると思います。
それは表現の現場でも同様でしょう。
表現者として今後どのような行動をとるべきか?
そんな話を自由に話し合いたいと思います。
(シンポの間はノンアルコールです)
チャージ1500円(ワンドリンク付き)

6月23日(土)  pm8:00~
「小林ゆうこ with 小林道夫(ギター)」
浅草JAZZコンテスト、神戸ジャズボーカルクイーンコンテストでグランプリを取るなど
将来が期待されている実力派のジャズボーカリストがクロスロードに登場します!
素晴らしい歌声をお楽しみ下さい。
チャージ1500円(ドリンク別500円)
,


ライブバーでシンポジュウムなどと無謀なことをします。
しかも、ノンアルコールで(笑)
まあ、終了しましたらアルコールは提供しますけどね。
それぞれ、いろいろなことを考えているのだと思います。
自分たちの置かれている位置を再認識することと今後どのように動いて行くのか?
時間が許す限り話が出来ればいいかな?と思っています。

23日のライブは必聴ですよ。
ケニーのライブの時に演奏してくれた素晴らしいシンガーとギタリストです。
ゆっくりとお楽しみ下さい。

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by ma.blues | 2012-05-30 01:03 | ライブスケジュール | Comments(0)  

ぐっと大人の雰囲気で・・・・・ケニー菅沼

27日(日)、「東北六魂祭」の最終日、祭りのあとの静けさは・・・
ギター弾き語りでジャズボーカルを歌うケニー菅沼くん。
大阪から転勤で盛岡へやって来ている彼だが、ストリートやビストロなどで弾き語りをしています。
男性のジャズボーカル自体、日本では珍しいですしギターでの弾き語りとなるとプロも含めてかなり珍しい存在です。

この夜はベースの松岡さんとのコンビでやる予定でしたが、急遽ドラムスに横浜くんを入れてトリオでの演奏となりました。
三人とも初共演でしたがバックの二人がボーカルに合わせるタイプですのでうまくいったと思います。
ケニーの歌も以前に比べたらかなり肩の力が抜けた感がありムードたっぷりのものでした。
どちらかといえば、あまり関西的ノリを見せないケニーですが、この夜は気分が良かったようで途中から関西人ぽいノリが出ていました。
聴かせるタイプの曲が多いですので、これが「箸休め」のような役割を果たしていましたね。
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前後半に分けて歌ってくれましたが、ジャズには疎い僕は知らない曲がけっこう多かったのです。
聴いたことがある曲でもタイトルが分からない・・・・・

ケニーが楽しんで歌っている様子がよく分かってこのセットでやったのは成功だと思いました。
弾き語りの場合、多くはバックを付けにくいのですがこのセットはうまくいった例だと思います。
非常に生真面目なベースの松岡さんですがケニーのボーカルにきちんと合わせて来ますし、「知らない曲ばかり・・・」と言っていた横浜くんもうまく合わせてソロまでやらされていました。

言わば、セッション的な演奏となったわけですがそれが功を奏した感があります。
こうした出会いの積み重ねで新たなものが生まれて行くのでしょう。

出会いと言えば、この夜のお客さんの中には先日のセッションに参加して来てくれたギタリストこばやんが奥さんと一緒に来てくれました。
奥さんは浅草JAZZコンテストや神戸ジャズボーカルクイーンコンテストでグランプリを取った実力派のシンガー。
せっかくだからと彼らにも演奏を頼みました。
ケニー愛用のガットギターを弾くこばやん。
その横にすっと寄り添う奥さんのYUKOさん。
それだけで雰囲気が生まれてくるのはなぜでしょうね?

グランプリを取った時の歌を歌ってくれました。
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全員、唖然です。
狂いのないテンポとしっかりとした音程。
まさにプロと呼べる演奏と歌でした。
YUKOさんの声はまさにジャズを歌うためにあるような声で英語の発音も完璧。
「気張ってしまう」と言っていましたが、まだ若いですからね、今からソフトさがあったら怖いです(笑)
こばやんのギターはボーカルに寄り添うように弾かれていて、とても好感が持てるものです。
二人が円熟した頃を聴いてみたいと思いました。
まぁ、その頃には僕はこの世にいないでしょうが(笑)

もう一曲、今度は松岡さん、横浜くんを加えて「All Of Me」
贅沢な夜を過ごしたという思える演奏でした。

一人、仕事でこちらへ来ていて飛び込みで来られたお客さんがいらっしゃったのですが、いたく感動してずっと褒めちぎっていました。
男性ボーカルのケニーで感動して、彼ら二人の素晴らしい演奏で感動して。
「忘れられない夜になった」
そうおっしゃっていただけたのは本当に嬉しいことです。
彼とは閉店後ももう一人のお客さんと他の店で明け方まで飲んで話をしたほどです。

YUKOさんとこばやん夫妻には来月23日(土)にライブをやってもらいます。
是非、皆さんご来店下さい。
彼らの演奏と歌は必聴ですよ。
スケジュールとこの夜のYouTubeはのちほど。
また、YUKOさんのブログは「Jazz Singer Yuko Kobayashi」

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by ma.blues | 2012-05-29 04:57 | ライブ報告 | Comments(2)  

喧噪のあとのライブ・・・・・フロムソウル

26日(土)、「東北六魂祭」で盛岡始まって以来の喧噪が過ぎ去った夜8時から「フロムソウル」のライブが始まった。
メンバーの一人のお友達で名古屋から来ているという若いお客さんたちも交えてのライブ、生内(おぼない)くんのボーカルはいつも通りパワフルでした。

この夜は彼らが音楽を始めた経緯やフルバンドだったグループから今のスタイルに変わった経緯なども話されていた。
ドラムレス、ベースレスでサックスがいるという変則的な構成は珍しいですが、彼らにとっては今の形が一番やりやすいようです。
おそらくギターの負担がかなり大きいと思うのですが、うまくこなしています。
それだけの技術力を持っているということでもありますが。
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ライブはお得意のナンバーの他にオリジナルの新曲を一曲加えていました。
生内くんが飼っている犬の目から見た世界という設定です。
山で保護された犬の里親となった彼ですが、その飼い犬から観た世界とは・・・・・
のちほど、YouTubeで紹介します。

いつもよりMCが多かったのですが、おそらく名古屋から来ていた若者たちにいろいろと伝えたいことがあったのでしょう。
彼らのステージはいつも楽しいです。
選曲もノセるタイプと聴かせるタイプをうまく配合していますから飽きさせないですね。
もっともっと多くの方に聴いてもらいたいグループです。

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by ma.blues | 2012-05-29 04:08 | ライブ報告 | Comments(0)  

またしても資料ねつ造(核燃サイクル事業で原子力委)

核燃再処理、評価を有利に修正 非公開会議で原子力委(朝日新聞)
これについて、毎日新聞社は原子力委員会の開いた事業者対象の秘密会議に提出された資料を入手している。
以下、本文と資料の画像(リンク先)。

核燃サイクル原案:秘密会議で評価書き換え 再処理を有利
毎日新聞 2012年05月24日 02時30分(最終更新 05月24日 02時57分)

 内閣府原子力委員会が原発の使用済み核燃料の再処理政策を論議してきた原子力委・小委員会の報告案を作成するため4月24日、経済産業省・資源エネルギー庁、電気事業者ら推進側だけを集め「勉強会」と称する秘密会議を開いていたことが分かった。表紙に「取扱注意」と記載された報告案の原案が配られ、再処理に有利になるよう求める事業者側の意向に沿って、結論部分に当たる「総合評価」が書き換えられ、小委員会に提出された。政府がゼロベースの見直しを強調する裏で、政策がゆがめられている実態が浮かんだ。

 小委員会は修正後の総合評価を踏襲して取りまとめ、23日、「新大綱策定会議」(議長・近藤駿介原子力委員長)に報告して事実上解散した。近く政府のエネルギー・環境会議に報告される。

 毎日新聞はA4判79ページの資料を入手した。表紙右上に「4/24勉強会用【取扱注意】」、表題は「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会(第13回)」で、4月27日に論議される予定の報告案の原案だった。

報告書原案
総合評価の書き換え(抜粋)
エネルギー政策を決める主な流れ

要するに、従来通り再処理事業を進めることが経済的という結論を導き出すための評価書き換えである。
最終的には以前記事にした評価結果となったが、この時点では再処理事業への依存を色濃くさせるための書き換えをしていたということになる。
政府は脱原発の模索をしているように見せかけているが、現実にはこうして従来の核燃サイクル事業を推進する路線を変えてはいない。
再稼働するかしないか問題になっている大飯原発の件にしても、原発依存の方向性を変えない立場である。

あれほどの被害を出し今後も放射能汚染の恐怖を消すことの出来ない福島第一原発事故を経験しても、彼らの考え方は変わっていない。
いったん手を付けたものを中途でやめることは出来ないというスタンスしか彼らにはないのだ。
それがたとえ経済的に破綻を来していてもだ。
現時点でも国民の半数以上が原発依存からの撤退を望んでいるにもかかわらず、彼らはこれからも核汚染の恐怖を国民に押し付けようとしている。
原発事故や再処理施設の事故が起これば立地地域のみならず全国・全世界に被害を及ぼすことを彼らはどう考えているのだろうか?
中途撤退の勇気を持つべき時なのだ。
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by ma.blues | 2012-05-24 20:48 | 原子力関連 | Comments(0)  

お寺の本堂は涼しいや

20日(日)、寺町通にある「専立寺」というお寺さんでトーク&ライブ。
日中は20数度にもなり、まぁ汗ばむほどの陽気。
しかし、本堂の中へ入るとひんやりとしていて涼しい。
お客さんが来るのか来ないのか、なんてほとんど気にせずにセッティング。

ところが、音出し点検用にちょこっとリハをやっているとパラパラとお客さんが来始めた。
えっ??
時間も開始時間よりまだだいぶ早い。
何となくリハが気まずくなりそそくさとやめて開演の時間を待つ。

始めは坊主と入道の対話。
坊主はもちろん、専立寺の住職日野岳(ひのおか)さん、入道は産直「小さな野菜畑」の主人小島(おじま)さん。
二人の関係とかお寺のこととか、二人の病気のこととか・・・
まぁ、雑談的にいろいろな話題を話していたはずだ。
はずだ、と書いたのは、実は途中からすっかり寝惚けてしまいろくに話は聴いていない。
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左が坊主、右が入道。

二人の対話が終わる頃には、いつの間にかお客さんが20人ほど入っていた。
ライブは店でも何度かライブをやってくれている三浦照夫さんからスタート。
歌謡漫談風に昔の曲を替え歌で歌い繋げて行く。
彼は山菜採りやキノコ採りが大好きで毎年山へ入ってはいろいろなものを採ってくる。
そして、周りの人たちにお裾分けしていた。
しかし、今年は原発事故のおかげで自分で食べるだけにしようとしているようだ。
そんな怒りが替え歌の随所に出ていた。
「ラブ・ミー・テンダー」を清志郎風に反原発ソングとして歌っていた。

続いて、三浦さんと一緒にライブをやってくれている佐藤淳一さん。
若いシンガーソングライター淳之介くんの歌を中心にいつものようなクリアトーンの声で歌い上げてくれた。
そして、東大通り商業振興会会長である颯田淳くんのオリジナル曲「バードランド」も選曲されていた。
(颯田くんは「じゅんちゃんトリオ」としても活動しているアコスティックギターの名手です)
どの曲もロマンあふれる曲ばかりでした。

最後はなぜかクロスロードのセッショングループ「クロスロードオールスターズ」(笑)
毎回、オールスターズなのですがメンバーが違っています。
今回はドラム横浜靖、ベース村井秀児、キーボードにハッシー、カホンに小松かな子、ギターに遠藤泉(ジャンゴ)という大所帯。
正直、まともに練習は出来ていませんが基本がセッションのグループですのでそんなもんなんです。
しかし、遠藤さんが仕事の都合でリハには参加していましたが本番に間に合わないというアクシデントが・・・
仕方なくギターソロの部分をキーボードでまかなって乗り切りました。
アンコールまでいただいてしまい、終わり頃に駆けつけてくれた遠藤さんを加えての演奏。
何とかかんとか、やり終えました。

写真も音源も取りませんでしたが、本堂はよく響いて面白いですね。
意外と使いやすい感じがしました。
お客さんからのウケもそれなりによかったようですのでまたやることがあるかもしれません。
次はもう少しまとめて行こうかな。
とは言うものの、多分また同じことの繰り返しでしょうが(笑)

打ち上げの様子は「小さな野菜畑」のブログをご参考に。
まあ、よく飲みました、ハイ。
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by ma.blues | 2012-05-23 00:17 | ライブ報告 | Comments(0)  

使用済み核燃料の処理にかかる費用

核燃料処理 再処理がらみ費用大幅増 原子力委再試算(東京新聞)
これをお読みになっていただければお分かりになると思うが、2030年までの使用済み核燃料の処理費用について、1)2020年までに原発をゼロにした場合(原発依存0%)、2)原発依存20%、3)原発依存35%の3パターンに分け、それぞれについて、A.すべて再処理する、B.すべて直接処分する(埋設処分)、C.両者を併用する、という処分法によって処理費用を試算したもの。
結果は1)とBの組み合わせである、原発をゼロにしすべてを再処理せず埋設処分した場合が一番安上がりだった。
一方、一番コストがかかるとされたのは3)とAの組み合わせ。
これまでの原発依存よりも5%増やし、さらに再処理をした場合になった。
つまり、これまでの政府や現政府が進めてきている「核燃料サイクル」がもっともコスト高になるという結果だ。
もちろん、直接処分(埋設処分)をするにはその土地の確保などの問題はあるが、何らかの方法で処分はしなければならないことを考えればどこかで「英断」をしなければならないだろう。

ここで登場する再処理については
核燃料再処理工場 動かなくても年1100億円(東京新聞)
核燃サイクル事業の目玉であった高速増殖炉「もんじゅ」は止まったきりで、それでも年200億円弱もかかることがずっと問題視されていたわけだが、その5倍以上の金を食うとんでもない施設なのである。
また、核燃サイクル基地がある青森県内自治体に交付されている金額は2011年度で92億円。
毎年、1200億円近くの金が費やされる施設なのである。

「核燃サイクル事業」は原発から出た使用済み核燃料を再処理しプルトニュウムを抽出しウランと混合させたMOX燃料を作りさらに原発を動かすという循環回路を意味していた。
しかし、この核燃サイクル事業がいかに絵に描いた餅であるか、取り上げたこの二つのことだけでもお分かりになるだろう。
原発をゼロにすれば使用済み核燃料はそこから増えないのだから、処理にかかる費用は稼働し続けるより当然少なくなる。
むろん、廃炉のための費用はかかるわけだが、原発と再処理工場を稼働させていればその維持費用も当然かかるわけでこちらの方がずっと金額的にかかるのは明らかだろう。

つまり、早い時期に原発をゼロにすることが今後の日本国の財政に負担をかけないことに通じるわけだ。
推進派にとっては意外な結果かも知れないが、現実問題として金がかかりすぎることは各方面から常に指摘されていた。
それが電気料金にも跳ね返っているのだから国民に余計な負担を背負わせているのだ。
立地県への交付金はもちろん税金から支払われているわけだし。
経済的に考えても原発の存在は日本の首を絞めていることになる。
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by ma.blues | 2012-05-16 23:14 | 原子力関連 | Comments(0)  

警戒区域内での行動のネット公開に許可が必要?

警戒区域内「ネット公開は許可を」 浪江町が牧場に条件(朝日新聞)

町と原子力災害現地対策本部の説明は微妙に違っている。
どちらかへなすりつけようとも取れる。
いずれにせよ、市民の行動に対し無用な制限を設けるのは明らかに憲法違反であり、ネット公開などは当然の権利としてある。

吉沢さんは原発事故後、いち早く東電に対し上京し直談判をした人物であり、このかんの経産省などへの抗議行動にも参加している。
現地対策本部、町によって恣意的に行動の制限を課せられた感が強い。
このような「行動制限」は今後も何らかの形で出てくることはかなりの可能性で予測される。
十分な警戒と監視が必要だろう。
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by ma.blues | 2012-05-16 01:33 | 原子力関連 | Comments(0)