たまに日本映画を観てみたら

先日、映画「20世紀少年 最終章」を観ました。
前2作を観ていないためかどうも話の繋がりを理解しづらかった。
しかし、映画ってその一本で完結するものでないとアカンのやないかと思うのですが。
原作は連続したコミックであれ映画の脚本としては一本の独立したものと捉えるべきと思うのですが。

暗示的に繰り返される「ともだち」にどういった意味を込めようとしたのか
原作を読んでいないせいか理解出来ませんでした。
単純な理解としては少年期の負の記憶を払拭するために増殖した想像力によって産み出された架空空間。
あるいは、大人になり切れない大人たちの「共同幻想」(古い言葉ですなぁ)
そんな風に捉えてみましたがおそらく当たっていないでしょう。

年齢的には僕より7〜8歳下の設定のようですから
高度経済成長期の真っただ中に生まれ育った年代ですね。
僕やその上の世代と比べたら生まれた時からある程度のものが揃っていた。
裕福とは言えなくとも食べることに苦労するような時代ではなかったでしょう。
「未来への希望」がまだあった。
進歩の象徴のような「大阪万国博覧会」が少年少女たちに大きな影響を与えたことは事実でしょう。

それを観れたか観れなかったかは当時の彼らには大きな問題だったのかもしれない。
「ともだち」はそのミニチュア版を首都東京にアミューズメントパークとして作ることで
自らの過去を埋める作業をしていったと言えるし
自身のいじめられた過去の怨念が世界征服へ向かわせたと言えるのでしょう。

「ともだち」が誰であるのか、最後に種明かし的なケンヂの追想を入れていますが
エンディングテロップ後、延々と歴史の塗り替えをはめ込んだのは無意味と思えますね。
すでに言葉で説明されているものを映像として後追いし
まるで道徳の教科書か宗教のように「悪いことをしたら悔い改める」作業を
エンディングに持って来ることの意味を僕には理解出来ませんでした。
いじめや差別が悪いことであるのは当然ですが、もしそれを訴える部分であるなら
それまで何度も登場する殺戮の場面はどう捉えればいいのか?

日本映画の悪い特徴として饒舌な説明、陳腐な倫理観を挙げられると思いますが
この映画はその典型とも思えます。
映画人でもなく映画を恒常的に観ている人間でもないですが
たまに観に行ってがっかりすることの多い日本映画にはさらに興味がなくなりつつあります。

この映画は場面の暗転の際、コマーシャルが流れるのではないかと錯覚することがかなり多かった。
おそらく、テレビ放映された時にはそこにCMが入って来るのでしょう。
コミックに題材を採ったりテレビドラマの焼き直し映画が多い昨今、
どれほど金をかけても脚本や構成が雑であれば後世に残る映画は作られない証明のようでした。

などと、文句ばかり出て来ますが僕個人のこの映画の楽しみ方は
数多く登場する役者、芸人、ミュージシャンを捜すことでしょう。
テレビ放映の際にはそれで時間つぶしが出来るかも。
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# by ma.blues | 2009-09-16 19:22 | Comments(0)  

いしがきミュージックフェスティバル

昨日12日は「いしがきミュージックフェスティバル」でした。
もともと、街中活性化のためにと有志が始めたもので今年で三回目。
今年は街中10会場、参加ミュージシャンが100を超えるという巨大なフェスティバルになりました。
あまりにも範囲が広く会場も多いため、どこの会場に的を絞るのかが大変でした。

結局、駅前で一バンド、カワトク前で三バンドを観ただけで終わりました。
駅前でのバンドはドラムの男子が店にも来たことがある「犬死に。」
名前からはハード系かパンク系のイメージですが
実際にはボーカルも担当するギター、ベースが女の子で雰囲気的には50年代ポップス風?
ただし、ベースラインは「人間椅子」を彷彿とさせるもので僕的には思わずニヤリでした。
あとでドラムの子に話を聞いたらベースの女の子はやはり「人間椅子」が好きだとのこと。
やはりでしたね。
ライブの途中で餅を投げたりしてパフォーマンスにも気を使っている今風の若い子バンドです。
ボーカルとコーラスの絡みもきちんと考えられていてかなり好感触でした。
かなりの人気バンドで楽屋や会場でずいぶんと声をかけられていました。

カワトク前で始めに観たのは「JANGO」
親子のギター・ボーカルとウッドベースのアコスティックトリオ。
息子さんは仙台在住で街頭などでも歌ったりしているそうで歌い慣れている感がありました。
CROSSROADでやってもらうのにちょうどいい構成ですので
ステージが終わったあと声をかけました。
お父さんの顔とベースの顔を見て「はれっ??」
なんと! お店のお客さんでした(笑)
お互いに苦笑い。
ひとしきりお話をした後、いつかお店でやっていただけることに。
ステージの時の顔で気がつかなければならないのでしょうが
お父さんの方は帽子をかぶっていたのと目が極度の近眼のせいで気づきませんでした。
申し訳ない!

次に観たバンドは先月PヴァインからCDデビューした「RYUDEN」
Pヴァインはかつてブルーズ系の渋めどころを出していたレーベルです。
で、彼らも渋めのブルーズ系と勝手に思い込んでいたのですが
実際の彼らはブリティッシュ・ソウルというか、まあ軽めのソウル系といった感じでした。
勝手な思い込みが災いしてかPAの調整のせいか好感触とはいきませんでした。
客を乗せようという意図ありありのパフォーマンスはイマイチ。
音色もボーカルの質も個人的には好みではありませんでした。
RYUDENごめん!

最後はハウスバンドHot club of MORIOKA
彼らの前に紫波町出身の男の子が津軽三味線を弾き始めた頃から大粒の雨が。
Hot clubが出る頃にはザンザ降り。
ギターの音も湿りがちの中、演奏は始まりました。
お店があるため、最後までは観ることが出来ませんでしたが
あとでメンバーに聞くところによるとかなりPAの状態が悪かったとのこと。
観客には問題なく聴こえていたのですがメンバーには返し(モニター)がほとんど聴こえなかった様子。
そんな悪条件でもこなせるようになったということは進化し続けている証拠じゃないでしょうかね。
外でのライブは小屋の中とはまったく違いますからそれぞれの現場で出来不出来の差が激しいのが常です。
そこをうまく自分たちで調整していくことも進化の一つでしょう。
まずはお疲れ様でした。

さて、夜になってメンバー二人がふらりとやって来ました。
ライブの時以外は滅多に来ないメンバーたちですが
ひとしきりいしがきでのライブの話をしたあと練習がてらちょっと弾こうという話に。
二人しかいないからと僕も加わることに。
僕が弾ける(バッキング)のは何曲もありません。
なのに、彼らはレパートリーを最初から最後までやろうと言い出しました。
「出来るわけないやん!」
「まぁいいから、やってみよう!」
まず、強引な連中ですな。
コード譜はあるのですがこれがまた理解しづらいシロモノで初見ではとても分からない。
というより、書いた本人しか分からない暗号のようなものです。

四苦八苦しながらとりあえずやり終えました。
といっても、僕はレクチャーを受けているようなものでしたが。
お客さんもいましたが彼らは辛抱強く最後まで聴いていてくれました。
本当に優しいお客さんたちです。感謝!
練習?が終わって飲み始めあれこれ話しているうちに
バンドのイメージやスウィングについて激論?になりました。
三人に一致した意見はそれぞれのスウィング感がバンドの中で合致した時が一番気持ちがいいということ。
一人だけが優れていてもダメで優れた人間を支えるバックがきちんとしなければ
その優れた人間もダメにしてしまいます。
お互いの気持ちが同じ地平に並んだ時、本当の意味でスウィング感が出て来るのでしょうね。

そんな話をわいわいおじさんたちがやっている時、店のドアが開きました。
入るのを躊躇しているかのようでこちらから声をかけて引き入れます。
入って来たのは若い女性二人。
この店ではかなりレア的存在です(笑)
とりあえず、注文を取りこの店を選んだわけを聞くと
なんと! 「入道」のブログを見てやってきたとのこと。
入道のファンでもあるがもっとも好きなのは「近藤房之助」だそうな。
様付けで呼んでいましたからねぇ・・・・・・・・
彼が元「憂歌団」の木村くんとデュオを組んでCDを出していますが
すでにそれも彼女は買っているとのこと。
もっとも、木村くんはどうでもいいみたいでしたが(笑)

そんなこんなで夜は更けていきおじさんたちは彼女たちが帰った後も話し続け
店を片付けて外へ出た時にはすでに空は白み始めていました。

帰り道、行きつけの焼き鳥屋さんに寄りました。
実は店を閉める頃、ある人間からメールが入っていたので行きました。
まぁ、メールがなくてもいつも寄っているのですが(笑)
店に着くなり彼の隣に座っている男性を紹介されました。
僕には見覚えのない人物です。
「彼、キーストンの・・・・」
ちょっと酔い加減の彼は紹介します。
『キーストン・・・・・・あっ!・・・・・・』
そう、TBSのCDTV AUDTIONでグランプリを取りプロデビューした地元出身のグループ
「KEYstone」のメンバーだったのです。

そこから彼と一時間くらいいろいろ話したでしょうか。
様々な話をしましたが長くなりましたのでまた機会があれば書きたいと思います。

いや、昨日はいろいろなことが起きて長い一日でした。
でも、いろんな意味で充実した日でもありました。


駅前ステージでの「犬死に。」
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カワトク前  「JANGO」
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カワトク前  「RYUDEN」
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カワトク前 「Hot club of MORIOKA」
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# by ma.blues | 2009-09-13 20:07 | Comments(0)  

FM番組に出演

ジャズピアニストの北島貞紀さんから「FM番組に出ないか?」と打診があったのは先月。
いきなりのことで目が点でしたが話を聞くと彼がFM岩手で持っている番組にゲストで出て欲しいとのこと。
店の宣伝も兼ねてとのことだったので簡単にオーケーしちゃいました。
さて、何を話せばいいのか・・・・・お店をどう紹介すればいいのか・・・・・
一応は少し考えましたがまとまりも付かないのでそのままになり
日向子のこともあったりでまったく準備なしに収録当日を迎えました。

当初は局で収録予定でしたが結局お店でやることになり昨日、録音機材を店に持ち込んでの収録に。
で、どうするのか?と思っていたら打ち合わせ無し(汗)
へっ???と思いましたが、どうなるわけでもなく出たとこ勝負の展開になりました。
北島さんとパーソナリティの河合純子さんが軽やかに(あくまでも軽やかに)前振りをやって行く。
軽やかなのは当たり前。何しろ、日曜の朝の番組ですから暗さのみじんもない。
しかし、場所はCROSSROADですよ。
まぁ、照明は明るくしましたがどう頑張ったって朝の雰囲気を作ることなんて出来やしない。
摩訶不思議な雰囲気で収録が始まりました。

こちらは段取りをまったく理解していないから問われるままにしゃべるしかないか・・・・・
終始、そんな感じでしたねぇ。
でも、意外なほど淡々と収録は進んで僕もいろいろしゃべってしまったかな?
北島さんは普段通り、ちょっとカッコ付けてしゃべっていますが脱線気味。
微妙に天然入っている河合さんとのトークは思わず吹き出しそうでしたよ。
番組の中ではマヌーシュのチャボロ・シュミット、入道、妹尾隆一郎、西岡恭蔵などの曲が入ります。
トークの内容はまぁ、お聴きになってみて下さい。

9月6日、9月13日いずれも日曜日朝8:30からの放送です。
番組タイトルは「北Gのサンデーモーニング」
ピアニスト北島貞紀さんのHP
http://www.smilecats.com/


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左から河合純子さん、北島さん、僕

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北島さんとディレクターの佐々木さん

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いざ、CROSSROADへ
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# by ma.blues | 2009-09-03 18:50 | リンク関連 | Comments(1)  

永久の別れ

私事ですが飼い猫の日向子(ひなこ)が午後3時過ぎに亡くなりました。

東京に住んでいた頃から連れ添った猫で年齢は推定ですが20歳に近いと思います。
人間で言えば100歳を超えるほどの歳ですから限界に近かったことと思います。
調子が悪くなってからどんどん衰弱し食事も採らず水のみを少し飲む程度になっていました。
始めこそ、撫でると少しゴロゴロと反応していましたが
やがて、それもなくなりちょっと動くのにも体が思うように動かなくなりました。

わずか1週間ほどですっかり動けなくなってしまい
最後にか細い声で二度ほど鳴いたあと苦しそうに少し暴れてから息を引き取りました。
息を引き取る前、声をかけるとどうにか応えようとしたように見えました。
店を休むわけにもいかずきちんと面倒を見てあげられなくて申し訳なく思います。
僕の休みの日まで頑張ってくれたことに本当に感謝しています。
痩せ細って抱き上げると信じられないほどの軽さが寂しかった。

うちには亡くなった日向子の子供ギズモと浜松で保護した黒猫チルが残っています。
彼らのためにも悲しみにめげず頑張って生き続けなければなりません。

日向子、今まで一緒にいてくれて本当に有り難う。
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# by ma.blues | 2009-08-31 18:29 | Comments(1)  

Hot club of MORIOKA ライブスケジュール

ハウスバンド Hot club of MORIOKAの最新スケジュールが決まりました。
店でのライブは月1回と固定されていますがこの秋は二つのイベントに出演します。
特に9月12日の川徳前での野外ライブは是非ご覧になっていただきたいです。
室内とはまた違った雰囲気を楽しめるはずです。

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# by ma.blues | 2009-08-30 21:36 | Comments(0)  

9月のライブスケジュール

昨夜のライブ、Hot club of MORIOKAの演奏はいつもより力が入っていたような・・・・・
少しずつ力量は付いて来ている気がするのはひいき目?
おじさんたち、頑張っているんですよ。

ライブが終了してから30代の若者?が二人来店。
バンドメンバーが二人居残っていたのでセッションが始まった。
始めこそ、マヌーシュの曲をやっていたが
最終的に若者たちも加わってブルーズセッション。
元々、みんなブルーズ好きだからノリノリのセッションに。

僕もついつい加わってしまったけど久し振りに
ブルーズセッションなんぞをやりましたねぇ。

マヌーシュとブルーズ、どちらも基本はギターバンド。
そんなところに惹かれているのかもしれないけど
どちらもやり始めると奥が深すぎて時々溺れてしまう。
まぁ、楽しく演奏出来てお客さんが楽しんでくれれば嬉しいんですけど。

盛岡の街はとても落ち着いていて自然とうまく調和している気がする。
街の人たちは知識豊富で上品なイメージ。
かといって、気取ったところがない。
奥ゆかしいという表現がぴったりするような人々です。

この街にはマヌーシュがぴったり合う。
そんな気がするのは僕だけではないと思います。
ジャズファンやミュージシャンも多い街だし
やがてはマヌーシュをやる若者たちも登場すると信じて店をやっています。


さてさて、すでに秋の気配ですが9月のライブスケジュールです。

9月20日(日)  19:00~
Urban Night
花立 純
アメリカンポップスから日本の名曲まで幅広い選曲で楽しませてくれます。

9月29日(土)   20:30~
Gypsy Swing Night
Hot club of MORIOKA
ハウスバンドによるヨーロピアンな夜を楽しんで下さい。
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# by ma.blues | 2009-08-30 20:21 | Comments(0)  

今月のライブ

今月は29日にジプシースウィングジャズのライブが入っています。
出演は地元盛岡市内で活動しているHot club of MORIOKA
CROSSROADのハウスバンドでもあります。
なお、21~24日は墓参のためお休みをいただきます。
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# by ma.blues | 2009-08-13 10:53 | Comments(2)  

入道ライブ  甦った友情

昨夜は入道のライブでした。
開店して三ヶ月の記念日にポコちゃん(京都の友人)が開店祝いの花代わりとして入道を送り込んでくれたのです。
電話でその話を聞いた時、「へっ?」と耳を疑いました。
いろいろ聞いてみると彼と入道は友人関係で僕が盛岡へ移って店を始めたわけなどを
入道に話してどうにか都合をつけてくれたようです。

ポコちゃんとはもう40年近い付き合いになります。
出会いは京都。
京大で幻野祭というイベントが行われた時、
当時東京の大学にいた僕は仲間数人と京都へ行きました。
というより、8.6広島デーに合わせて東京から各駅停車を乗り継ぎ
いくつかの駅で途中下車しながら反核反戦を訴えながら広島まで行きました。
広島での行動を終えた後に京都へ入ったわけです。

当時、京大教養部は学生によって占拠されており僕たちのねぐらはそこに決定。
彼と出会ったのはおそらくそこだったと記憶していますが定かでありません。
その後、東京から駆けつけた大学の先輩も加わり僕たちの京都での行動が始まりました。
京都で知り合った他のメンバーらとあれこれ面白い企画?を発案して
思い切り楽しみながら行動していました。
政治的か?と問われれば???です。

よく覚えているのはもう時効だから話しますが
深夜に百万遍の交差点の四辺に色とりどりのペンキをぶちまけたこと。
翌日の新聞に「百万遍に謎のペンキ」とデカデカと載っていました。
何か意味を持ってしたのかどうかいまだに分かりませんが
パトカーの巡回時間を数日にわたって調べたりして意外と真剣でした。
無意味そうな行動に何か意味を見出していた時代でしたね。
その他にも大文字焼きの大の字に点をつけて犬にしようという計画も。
これは警備が厳重で現場に入り込めないことが分かり頓挫しました。

さらに京大西部講堂の屋根に青空と雲と三ツ星を描いたことです。
山岳部の連中の指導でザイルを使い大人数で描かれました。
実はこの三ツ星、テルアビブ事件で戦死した三人を意味していました。
西部講堂は学生の管理下にありさまざまなライブやイベントが行われていました。
後に「村八分」のライブの折りにも僕は講堂の防衛隊としてその場にいました。
そのライブはビクターからライブ盤が発売されジャケットには
西部講堂の屋根がデカデカと写っていました。
「村八分」の伝説的なライブに立ち会ったのも不思議な縁です。

幻野祭は京大農学部で行われ、僕はなぜか当時大人気だった
West Road Blues Bandのステージでアンプ防衛隊に加わっていました。
なぜ、そんなことになったのかはよく記憶していません。
単純に人数が足らなくてうろうろしていた僕も引っ張り込まれたって感じなのでしょう。
まったく知らない人間ともすぐに仲間意識を持てた時代だったのです。

昔話が長くなりましたがポコちゃんと入道はそれから数年後に知り合ったようです。
(僕はその頃、あまり京都へ出入りしなくなり主に東北地方へ旅に出ることが多くなっていました。
盛岡はその当時からよく立ち寄っていた街で落ち着いた雰囲気と街の中に川があることが
京都によく似ていて当時から気に入っていた街でした。)
幻野祭後、ポコちゃんは東京へ来ていた時期があり僕のところや先輩の部屋で寝泊まりしていました。
彼が京都へ帰ってから数回は会っていましたがいつの間にか疎遠になっていました。

そのポコちゃんが今回の粋な計らいをしてくれたわけです。
お互いに連絡先も分からない状態でしたが僕が盛岡へ移る際に
先輩へ報告の電話したことがきっかけで再び連絡をするようになり
今回のことが実現したのです。
その先輩は先月肺癌のため死去しました。
僕が連絡した時にはすでに余命半年を告知され一年ほど経った頃でした。
先輩が置き土産にポコちゃんとの再会を作ってくれた気がしてなりません。

遠く長く離れていた僕に対して実に心優しい土産を携えてポコちゃんはやって来ました。
数十年振りに顔を合わせた二人に何の違和感もありませんでした。
まるで、数日前に別れたばかりのような感じで自然と話し始めていました。
お互いに年を取ったことは認めざるを得ませんがそれはただ年月を重ねただけのこと。
お互いの考え方や生き方はほとんど変わっていないのでしょう。
多くを語らなくても分かり合えてしまうのはあの時代を共有したからなのでしょうね。

ともかく、こうして今回の入道のライブは実現し多くのお客さんが来店してくれました。
ポコちゃんの友情に応えるため僕も必死でしたが結果は大成功のライブでした。
入道のノリもよく陳腐な表現ですが本当に人情味あふれるライブとなりました。
入道と最後に握手した時には思わず涙が出そうになりました。
ポコちゃんの友情とその思いを快く受けて盛岡へ来てくれた入道。
二人には本当に感謝の言葉もありません。
ただ一言。ほんま、おおきに!

入道のバックには盛岡のミュージシャンが参加してくれて入道が福島のライブで共演した
ハーピストまでもが加わりとても素晴らしい音をみんなに与えてくれました。
ラストでは入道がノンマイクでアカペラで「どんなに苦しくても、いつか必ず夢は実現する」
といった内容のゴスペルを歌ってくれました。
まさに僕の店に対する励ましと取れる歌で大感激でした。

とても素敵な夜を過ごさせてくれた二人とバックに付いたミュージシャン、そしてライブに来てくれた
多くのお客さんたちに感謝です。


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# by ma.blues | 2009-08-09 14:18 | Comments(0)