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CROSSROADでのライブ音源

右メニューの「関連ブログ&HP」に過去のクロスロードでのライブ音源をリンクしました。
CROSSROADライブ音源」をクリックして下さい。
1バンド当たり2曲をYouTubeにアップしています。
今後も随時アップしていきますのでご覧になって下さい。
そして、お気に入りのバンドを見つけて下さい。

# by ma.blues | 2012-04-20 00:28 | リンク関連  

華麗なショーロの響き・・・千葉幸成ライブ

だらだらとしてしまってライブ報告が遅れました。すみません。

先週土曜日(14日)は千葉幸成くんによるショーロのライブでした。
ショーロは「ブラジル音楽の祖」と呼ばれ、ボサノバやサンバなどブラジル音楽の多くのスタイルがここから派生したと言われています。
個人的には「ブラジリアン・クラシック」と呼んでいますが。
もともとのスタイルはフルートとギターのコンビだったそうです。
主にフルートが旋律を吹きギターが伴奏を入れるというスタイルです。

その後、ピアノなど様々な楽器で演奏されるようになっています。
千葉くんはギター一本でこのショーロを演奏します。
運指や演奏スタイルはクラシックギターに近い形だと思いますが、当然のことながらそれにリズムが加わっています。
この日はゲストにフルートの佐々木宏さんを迎えて、前半はギターソロ、後半は二人での合奏となりました。

テクニック的にはクラシックの要素が強いのでしっかりとした運指が必要なショーロですが、千葉くんは確実な運指でリズムに乗り遅れない演奏が出来ます。
当初聴いた頃に比べても格段にその技術は向上していますし、曲全体の雰囲気を作り出すことも出来るようになっていると感じます。
華麗なショーロの響き・・・千葉幸成ライブ_b0169403_2115675.jpg

この夜は今まで演奏しなかった曲なども含まれており、本人はけっこう緊張していたようでした。
性格的に生真面目ですので、どうしても初演は緊張するのでしょう。

後半はフルートを入れての合奏でしたが、こちらも以前に比べたら格段に向上していました。
二人のコンビネーションもかなり合うようになっていますし、全体の雰囲気作りもまずまず出来てきています。
おそらく、多くの方には聞き慣れない曲が多いと思いますが、その旋律やリズム感はとても入ってくるものですので是非一度ライブを聴いてみて下さい。
超越したギターテクニックを楽しむと同時にその音楽が持つバックボーンから繰り出されるリズムを体感して欲しいと思います。

またしても、二人での演奏の写真を撮るの忘れてしまいました(ww)
つい聴き入ってしまっていたのです。

YouTubeに2曲アップしています。
Lamentos do Morro(ラメントス・ド・モーロ))千葉幸成(ギター)
Sonoroso(ソノローゾ)千葉幸成(ギター)佐々木宏(フルート)

# by ma.blues | 2012-04-19 21:57 | ライブ報告  

珍しいお客さんが・・・

珍しいと言うより僕にとっては懐かしい人。
直接知り合いではなかったし話もしてなかったけど、その存在は知っていた。
と言っても、バンドとして知っていただけだったが。

ヴァイオリンシンガー絵美夏さんがなんと「生活向上委員会」初期メンバーでもあったOさんを連れてきたのです。
「生活向上委員会」と言えば、ジャズ評論家から「集団ちんどん屋」と酷評されたグループです。
日本のフリージャズ界の草分け的存在と言えるでしょう。
もっとも、彼らにとってフリージャズというカテゴリーは必要なかったのかも知れませんが。

RCサクセッションのバックでサックスを吹いて話題となった梅津和時を始め篠田昌已、片山広明、早川岳晴などそうそうたるメンバーが20代に結成したグループ。(敬称略)
Oさんはドラムを担当していたそうですが、現在はドラムはやっていないようです。
珍しいお客さんが・・・_b0169403_0154496.jpg

このグループ、基本メンバーは少ないのですが周りにたくさんのミュージシャンがいて入れ替わり立ち替わり参加したりしていたので正直、当時の僕には誰が誰なのかよく分かりませんでした。
35年以上も経ってから盛岡でそのメンバーの一人と出会うことになるとは・・・

長く生きていると、こんな不思議な巡り合わせもあるんですね(笑)

彼らの音楽は今でもインパクトがあります。
あっという間に初期のグループは解散しアルバムはたった二枚しか出していませんが、その後様々なコンセプトとメンバーでそれぞれいろいろなアルバムを出しています。
当時の演奏をYouTubeで2曲紹介しておきます。
「生活向上委員会大管弦楽団 青年の主張」
「生活向上委員会大管弦楽団 A列車で行こう」

# by ma.blues | 2012-04-11 01:10 | ある夜のクロスロード  

水俣病患者の掘り起こしは迷惑?

横光克彦環境副大臣が、水俣病の申請期限が過ぎたら患者の掘り起こしは謹んで欲しい、と語ったそうだ。
理由としてあげているのは「いつまでも掘り起こしが続くと、(地域振興などに力を注げず)ほかの団体に迷惑がかかる」ということらしい。
だが、その後の記者会見では「申請を目的にした掘り起こしを続けても、窓口がなくなった後では意味がないという趣旨」と釈明している。
水俣病、期限後の掘り起こしは迷惑…環境副大臣(読売新聞)

環境省(国)の本音が思い切りほとばしり出た感がある。
患者と真剣に向き合い、対応をどうしていくかといったことなどさらさら考えていない。

今、一番危惧していることは今回の福島第一原発事故によって被曝した人たちが、のちにその因果関係を巡って国から援助や補償を求められなくなるのではないか?ということだ。
広島・長崎に投下された原爆によって被爆した人々の認可でさえ何十年もかかっている。
最後の集団訴訟がつい最近認められたが、ほとんどの提訴者はすでに亡くなっている。
これと同じ状況が今後生まれる可能性を否定出来ない。

水俣病の発生は1956年にさかのぼる。
「食物連鎖による人類史上初の病気」とされ「公害の原点」とも言われている。
60年近く経った現在でさえ、患者の掘り起こし作業をしなければならないほど広範囲に被害を及ぼした公害なのである。
当時は「奇病」「伝染病」と揶揄され差別を受けるために、水俣病にかかったことさえ隠していた人たちがいたことも、今なお掘り起こしをしなくてはならない理由の一つだ。

福島の原発事故による被曝は「一種の公害」である。
明らかに人災であり、発生させた企業はその責任を問われなければならない。
また、原子力開発を推進してきた国の姿勢もその責任を問われなければならない。
被曝後数年で発病するか数十年かかるか、それは結果として出なければ分からない。
その時に、原発事故によるものであると認定されるかどうかが今の状態では危惧されるのだ。

今回の環境省(国)の態度に見られるような「政治判断」がその認定を妨げることは容易に想像出来る。
一つの公害問題は個別のものではなく、このようにその他の問題へ結びついていく。
「水俣病不知火患者会」などを孤立させてはならない。
そして、福島原発事故で被曝した人々を守り保護する方策を早急に考えなくてはならないだろう。
あらぬ「風評被害」(食物や瓦礫に限らず人間に対しても!)によって差別されている実情を考えればこれは緊急を要する問題なのだ。

# by ma.blues | 2012-04-09 00:25 | 原子力関連  

緊急!! 拡散希望! 「あさこはうす」へ手紙を書こう

青森県大間町でフルMOX燃料を使用する原発が建設されようとしています。
用地のほとんどは買収されましたが予定地から250メートルの民家は大間町商工会が建設請願をした1976年より反対し続け現在に至っています。
J-POWER(電源開発株式会社)はその民家「あさこはうす」に通じる道路の交通量調査を始めています。
これは交通量が少ないことを理由にその道路を閉鎖しようとしていることを意味します。
未買収地を物理的に封鎖して追い出そうとしているのです。


福島第一原発事故で苦しんでいる人たちがおり、いまだ汚染水や放射能を垂れ流し続けているにもかかわらず進められているこうした新たな原発の建設を決して許してはならないでしょう。
郵便物の配達も交通量にカウントされます。
タイトルの「手紙を書こう」はこの交通量を増やすための一つの方策です。
一人でも多くの方が「あさこはうす」に向けて手紙を書いて下さい。
一時的なものでなく継続的にお願いします。
各地のニュースなど定期発行されているものなどはより効果があります。
また、建設を推進している大間町役場、大間町商工会、青森県知事へも同時に抗議のメール、電話などお願いします。

以下は「あさこはうす」を始めた故熊谷あさ子さんの娘さんで、「あさこはうす」を守り続けている小笠原厚子さんからの手紙です。

 青森県大間町に建設されようとしている大間原発は、世界で初めてフルMOX燃料を使い、最も危険な原発とさえ言われています。
 福島第一原子力発電所の事故以来、建設工事は中断されていますが、青森県大間町は、建設再開を求めて昨年11月29日に政府に陳情を行いました。そして1ヶ月後、大間原発の工事再開が北海道新聞で報じられ、電源開発株式会社J-POWERがまとめた安全強化対策を青森県原子力安全対策検証委員会が妥当と結論づけ、県知事も12月26日に了承し、工事再開が近づいています。
 私の母、熊谷あさ子は1976年から「大間の海は命の宝の海」と言って、建設予定地から250メートルの民家「あさこはうす」を、どんな甘言や脅迫にもめげず、決して明け渡しませんでした。
 買収できなかった土地を抱えたまま大間原発は建設が着工されてしまいましたが、35年間反原発をつらぬいた母のおかげで、いまも建設をとめることができています。そして数年前亡くなった母の意志を受け継いで、私も命の海、土地を守っています。

 いまJ-POWERは「あさこはうす」までの道の交通量をチェックし始めています。交通量が少ないことを理由に道路閉鎖を行おうとしているのです。
 でも私も母のように一人で立ち向かい、一日でも工事着工を延ばしたいと思っています。
 最近、地域での私に対する見方が少し変わったと感じています。以前はあきらめて無視していた方々が「がんばれよ」と言ってくれたりもします。
 また「あさこはうす」への郵便や宅急便が、全国から毎日届くようになりました。最初は郵便物が手で持てるような量でしたが、今は、カゴに入れて運ぶほどの大量になりました。しかもスイス、ドイツ、オーストリア、フランス、カナダ、ブラジルなど世界中の国々から連帯、激励のハガキが届きます。みな大間原発をインターネットで調べて、どんなに大変かを知っているのです。ほんとうに有り難いことです。

 また私がいま闘えるのは、母のように個人で、娘と一緒に工夫してやっているからだろうと思います。
 子どもは未来の財産で、そのためにも自然と共存して生きることを考えれば、自然体で工事着工を引き延ばすことができるはずです。もともとここは動物保護区域ですが、県は原発建設のために土地を売ったのです。本当に許せません。

 いま私は「あさこはうす」の環境整備のため、畑で野菜をつくり、自然エネルギーで電気をつくっています。もうすぐヤギも飼い、お米もつくる予定です。蛍のいる川があり、カモシカ、野うさぎも顔を出す、そんな場所で、少しずつ自然と共に生きる環境を整備して、母の夢を叶えようとしています。
 是非、全国から応援のハガキをお待ちしています。

 あさこはうすの会代表・小笠原厚子
 
 〒039−4601
 青森県下北郡大間町字小奥戸396「あさこはうす」

# by ma.blues | 2012-04-08 01:34 | 原子力関連