スティーブ・ジョブズが亡くなった

アップル社のCEO(最高経営責任者)を長く務め、つい先頃後進にその道を譲ったスティーブ・ジョブズが5日亡くなった。
56歳。まだまだこの先何かをしたであろうと思われるから非常に残念だ。
【追悼】理想のパソコン(ダイナブック)追い続けたドリーマー(読売新聞)

僕がパソコンを始めたのは40歳過ぎだったが仕事の関係上最初からアップルだった。
以来、すでに20年近くアップルとの付き合いをしている。
パソコンは文字通り日進月歩で今では20年前には考えもしなかったようなことが出来るようになっている。
その進化を追い続けてパソコンを扱ってきたが、ある時追いかけることに疑問を持った。

『企業戦略に乗せられているのではないか?』『機械に頼り自分自身を見失っていないか?』などなど。
その時でさえ、すでにパソコンは必需品となっていた。
ないことなど考えられないほど自分の中にそれは定着していたのだ。
むろん、なければ仕事にも差し支える状態だった。
それでも、日進月歩を追いかけることに疑問を持ったのだ

人間が機械文明を産み出して以来、こうなることは予定されていたのかもしれない。
人の力によるものではなく機械の圧倒的な力によって作り出されるもの。
それが本当に人間が望んでいたものなのか、疑問に思える。
もはや、人間は機械によって「動かされている」のではないか?と。

もちろん、原始的な社会に戻そうとか言うつもりではない。
「便利なもの」に頼りすぎる生活や社会を見直す必要があると考えている。
パソコンの日進月歩を追いかけていることに疑問を持った時に考えたことがそれだった。
そのことは今回の震災によって、ものの見事に具現化された気がしている。
「絶対に大丈夫な」防潮堤、「絶対に安全な」原発。
ことごとく、人間の浅はかさをあざ笑うがごとく自然は破壊していった。

「匿名性に保護された」ネット世界も一歩歯車が狂えばとんでもない状況になる。
人が管理出来る範疇を超えてそれらは暴走し続ける。
かつて、機械文明を産み出した人々はそんなことを望んでいたのだろうか?
よかれと思って様々な機械を作り出してきただろうし、それが人の生活に役立つと信じて作ってきただろう。

スティーブ・ジョブズはアップルを大きく進化させ大輪の花さえも咲かせた。
彼はこれからの機械文明をどう捉えていたのだろうか。
あの世とやらへ行ったなら彼に直接聞いてみたいものだ。
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by ma.blues | 2011-10-06 18:45 | その他 | Comments(0)  

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