素晴らしい歌声のニューカマー

昨日の深夜、またしてもケロケロ悪魔の電話が。
「カエルで〜す。行きま〜〜〜〜す」

かつて、店の常連で転勤のため実家のある福岡へ行った「島ちゃん」が奥さんと久し振りに訪ねて来ていてみかんやさんもいてました。
島ちゃんはいつも通りいい感じに酔っぱらっていて途切れなく続いていたかなりディープな(?)話がそろそろ終わりかけの頃に、ビッキーが「あ!きよし?」くんともう一人のお客さんを連れて来てくれました。
何となくビッキーの機嫌がいいような・・・・・
その理由は後ほど分かりましたが。

一杯目を呑むか呑まないかのうちに連れてこられたお客さんに歌うように勧めるビッキー。
歌い始めた声を聴いてびっくり。
まるで徳永のようなハイトーンでフォークソングを歌い出してました。
ギターの技術も大したものです。
いわゆる正統派フォークギターの弾き方をマスターしていました。
しかも、ほとんどの曲の歌詞を暗記しています。
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少年のような歌声で本当にフォークが好きなんだな、というのがよく分かるお人です。

続いて、ビッキーが歌い出した。
例によって、コミカルな歌詞を乗せて歌う。
顔も面白いが唄も面白い(笑)
「アッホやなぁ」と思ってもつい吹き出してしまう。
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さらに続いて「あ!きよし?」くんが歌う。
これがまた、ビッキーに輪をかけたアホな唄。
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酔いのせいか照れのせいか、ちょっと引っ込み気味に歌っていたが内容はえぐい(笑)
そんな唄を高校時代に歌っていたという。
「まりちゃんズ」の唄です。
と言えば、知っている人は知っている70年代のコミックフォークバンド。
のちに「藤岡藤巻」として大橋のぞみとともに「崖の上のポニョ」をヒットさせた連中がメンバーだったグループです。

そうそう、最初に歌った初めてのお客さん(南さん)は「とんぼちゃん」のレパートリーが主だそうです。
僕は名前は知っていますが、唄はよく分かりません。
高校時代、「フォークソング愛校会」の会長をしていましたが、途中からは海外アーチストにのめり込んでいきましたし、フォークをやる傍らストーンズからブルーズへ入っていましたのでその辺りのフォークグループなどはよく分からないのです。
岩手が産んだ偉大なフォークグループ「NSP」でさえもさほど知っているわけではありませんし、「飛行船」などはまったくと言っていいほど知りません。
なので、南さんの唄を聴いてなんだか新鮮な気がしました。

ひとしきり歌い、ギター談義になり、夕べもビッキーは語っていました(笑)
彼が話していた中でなるほどと思ったことを一つ。
若いギタリストから「どうしたらギターがうまくなりますか?」という質問を受けたらどう答えるか。
彼の答えは「一つはもっと年を取ること。これは時間がかかるがもう一つは時間がかからない。それはさほどうまくないと思える人の演奏をじっくりと聴いて何がよくないのかを判断すること。うまい人のギターをいくら聴いてもうまいなぁだけで終わるが、そうでない人の演奏を聴くと何が足らないのかとかをいろいろ考えるようになる」
「なるほど!」と思った人、いるでしょ?

ビッキーもただ語っているわけじゃないのです(笑)
なかなか含蓄のあることを言うこともあるのです。
酔ってギターや音楽の話をしているビッキーは嬉しそうですよ。
店へ来た時に感じたビッキーの機嫌が良さはきっと南さんなどとそんな話を出来るのが楽しいからだったのでしょう。
南さんにしてもそうですが本当にギターが好きなんだな、ってことがよく分かります。

僕はギター以外の楽器はほとんど出来ませんしやろうとも考えませんが、ギターに関しては自分でも変だと思うくらい思い入れがあります。
だから、彼らの話を聞いているだけでも楽しい気分になれるわけです。

そうそう、南さんはYouTubeに多数の演奏をアップしています。
kumaoreさんのチャンネル
選曲が非常に幅広く意外に思えるような曲もやっています。
是非、覗いてみて下さい。

彼は転勤で盛岡へ来て半年足らずなのだそうです。
ひょっとしたら、クロスロードでもライブをやってくれるかも知れません。
その時には、皆さんお越し下さいね。
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by ma.blues | 2012-05-03 20:11 | ある夜のクロスロード | Comments(0)  

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