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久し振りにセッションぽくなったかな?

12日(日)はセッションナイトでした。
このところ、セッションに参加する人がほとんどいなくて、大抵一人でぽつねんとしていることが多かったのですが、この日は「帰って来たフォーク世代」S社長が早い時間にやって来てくれました。
二人であの当時のフォークをぽつりぽつりと弾いていました。
「風に吹かれて」ボブ・ディランの名曲ですが、自分自身もそうですがS社長も当時のコード譜で覚えていたため、実際のコード進行とは違っていることに気が付きました。
最近は弾くこともなかったので気付かなかったのですが、いざ弾いてみたら「あれ???」

あの頃はかなりいい加減な譜面が多かったので間違って覚えているものがけっこうあります。
約40年かけて「完成」したコピー曲もありますから(笑)
4小節まるまる抜かして覚えていた曲があったのです。
それに気付いたのがつい最近という・・・・・
これも滅多に弾くことがなかったのでいつまでも気付かないでいたんですねぇ。

二人でぽつりぽつりと弾いていると、最近店に来始めた、かつて関東で「ハコバン」で演奏していたというSさんが登場。
彼も弾かなくなってから久しいと言っていましたが、弾けば当然ちゃんと弾ける人です。

しばらくしてフリーのお客さんがお二人。
どんな店なのかも分からず入って来たようでしたが、元気のいいお二人で。
いろいろ話をしていたらSさんのご近所さん。
しかも、一人は弟さんがSさんの同級生ということが分かり話は一気に盛り上がりました。

この頃にはS社長は帰ってしまっていたのですが、お二人のリクエストで伊藤ゆかりの「小指の想い出」をSさんと二人で弾くことに。
まぁ、歌はお二人のうちの一人に歌ってもらうということで。
正直、弾いたのは初めてでした。
しかし、歌自体は覚えているのでSさんのギターに合わせてメロディを流して歌の援護をしていました。

その後はあれこれと歌謡曲のオンパレード(笑)
こんな形でSさんとセッションすることになるとは思いませんでした。
ただ、当時の歌謡曲はよく出来た曲が多くて、あの頃の作曲家の幅の広さを感じましたね。
子供の頃に聴いた歌は意外と覚えているものです。
何十年も弾いたこともなければ歌ったこともなかったのですが、何となくメロディは浮かんできますしそれなりに弾けてしまうのです。

お二人が十分に楽しんでくれてお帰りになったあと、二人でジャンゴ・ラインハルトの曲をちょっとずつ合わせてみました。
ジャンゴの曲はジャズと名が付いていますが、似て非なるものですのでジャズ好きのSさんにしても不思議なコード展開にとまどいがあるようでした。
で、僕はジャンゴ風、彼はジャズ風といった形でのセッションに。
うまくいったとは言えませんが、こうした繰り返しが何度も行なわれることで新たなものが生まれて来る可能性があります。
セッションはそうした可能性を持っているものですから。

ジャンゴのコード展開とジャズとの違いなど多岐に渡ってSさんとの会話は途切れることがありませんでした。
ギター好き、音楽好き、やって来たジャンルは違っても話す話題はいくつもあります。
閉店まで二人で話し込んでいました。
こんな時に若い子たちがいて、彼らの感性や創作活動に少しでも刺激を与えられたらなぁ・・・・・と思った次第です。
逆に自分たちの方が刺激を受けることになるかも知れませんけどね。
セッションの時にはそんな会話がいくつも生まれたらいいなぁ、と思っています。

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by ma.blues | 2014-01-15 00:34 | ライブ報告  

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