3年振りのライブ・・・柿崎タカヒロ
前回のライブの時に歌もそうですが性格も実直でいい印象を持ちましたが、久し振りに会った彼は以前と同じ雰囲気でした。
この日は地元盛岡から「ぽち」くんと「やなぎ」がオープニングを務めてくれました。
ぽちくんは初めてでしたが、ハイトーンボイスの弾き語りでどこかにロックフレイバーを感じる演奏でした。
やなぎの歌はもう何度も聴いていますが、この夜の歌はなかなか出来の良いものでした。
彼は「オーレン」というバンドでも活動しています。
基本的にはバンド形式での作りの歌が多いので弾き語りだと広がり的には弱いところもありますが、その分を補おうと彼自身も考えた演奏スタイルになっていると思います。
3年振りの柿崎くん、内面を絞り出すような歌詞と歌い方でした。
自分の中にあるものと外から押し付けられるものとの葛藤が見えて来るような歌詞で、彼がどんな生き方をしたいのかを垣間見れる感じです。
叫ぶことなく淡々と歌い続けますが、その思いを十分に表現出来たか。
この夜のお客さんのうち男性客は全員ミュージシャンという珍しい現象がありました。
それに山形、岩手、秋田、青森と東北四県出身のミュージシャンが集まっていたのも珍しいことです。
こんなことは滅多にありませんので貴重な夜でした。
また、最後に一人残った柿崎くんと深夜まで約二時間ほど話し込みました。
彼の抱えている問題意識は共通するものも多く、多岐に渡っていろいろと話せたのは収穫でしたね。
20~30代のミュージシャンと話す機会を持てるこうしたライブは自分にとっても有意義なものです。
そんな繋がりの中からまた新たなものが生まれて来て欲しいと思っています。
by ma.blues | 2015-09-10 16:22 | ライブ報告